いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。※核心的なネタバレは極力避けてはいますが、苦手な方は予めご注意ください

地獄くらやみ花もなき 弐 生き人形の島

 

地獄くらやみ花もなき 弐 生き人形の島 (角川文庫)

地獄くらやみ花もなき 弐 生き人形の島 (角川文庫)

 

2018/11/09読了。

殺人の予告状めいた招待状に誘われてやって来た、何故かクローズドサークルとなってしまった島での殺人事件。

今回は連作短編集ではなく、ほぼがっつり長編。

消えてしまった首なし死体、切断された少女の首と指。

生き人形師が登場する段階で、トリック(というかアリバイ工作)に生き人形が絡んでくるのだろうなと予想していたのですが、いやはや……まさか、そういう展開とは思いもしませんでした(どういう展開だ)

いや、入れ替わりトリックはありましたし、やはり怪しいと思っていたあの時点であのキャラは殺されていたところまでは合っていましたが、真実はこちらの想定以上に複雑でした。

まさかのそんな複雑な入れ替わりとは……

 

しかも、ペット的助手くんが使える罪人が妖怪として見える目が、今回は諸事情で上手く機能していないかもしれないという点も、話をややこしくするところに一役買っていて驚かされました。

ペット助手がより役に立たない展開という……こういう展開で持ってくるのが上手いなと。

彼の目を信用するかしないか、推理の肝にもなります。

もう本当に推理に対する作者さまの能力の扱い方が上手い。

 

新キャラも登場しましたが、こいつがもう本当に作中腹立たしくて腹立たしくてね。

どうしても助手くんの方に肩入れしちゃうから、彼の座を狙って来たこのキャラを好きになれなくて。

それどころか、実は彼は……という、彼自身にも色々謎が隠されていて、そちらにも驚かされました。

〇〇かと思っていたら、〇〇かよという(ネタバレ回避のための伏せ字、一応別々の言葉が入ります)

終盤は色々な意味で仰天するかと思います。

 

エピローグでは、更に別の新キャラ?も登場。

気になる登場するだけして早々にご退場という、不思議な登場した彼が、今後どう作中に絡むのか。

続きが本当に気になる作品です。

 

惜しむらくは、今回は紅子さんの活躍シーンが極端に少なかったことでしょうか。

彼女も大好きなので、是非とも次回は活躍の場をお願いしたい所存です。

まあ、彼女は登場するだけでおいしいキャラではあるのですが……