いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。※核心的なネタバレは極力避けてはいますが、苦手な方は予めご注意ください

カモフラ結婚 交際ゼロ日、夫婦はじめました

 

カモフラ結婚 交際ゼロ日、夫婦はじめました (メゾン文庫)

カモフラ結婚 交際ゼロ日、夫婦はじめました (メゾン文庫)

 

2018/08/19読了。
親への紹介直前に結婚相手に逃げられ(しかもお金も貸していた)アパートからの立ち退きも目前に迫った沙也。
SNSでも結婚すると報告していたために後に引けなくなった彼女は、同じ職場の柊平も諸事情で結婚したいと思っている(が相手がいない)ことを知る。
利害が一致した二人は誓約書を交わし恋愛感情一切なしの「契約結婚」をすることになるが……

 

主人公が派遣社員ということもあるためか、契約結婚(要は仮面夫婦だが)の際に誓約書を取り交わすという発想がユニークでした。
派遣社員はよく見ますものね。
作者さまも派遣社員経験者でしょうか。

 

夫婦として一緒に暮らし始めてから、互いの私生活のスタイルが違って少し揉めたり(何しろすり合わせなど何もしないまま同居に踏み切ったため)その割りに互いに別の異性が近付くともやもやして態度がトゲトゲしくなったり、いざ沙也の親に会った時の柊平の言動にドキドキしたり、沙也と一緒にどぎまぎさせていただきました。
柊平の方は彼の方で実家と少し確執があり、そこを沙也が取り持つ展開もよかったです。
知らず知らずの内に、互いが互いの不足していたところ、不器用で進められなかったところを補って先へ進んでいけているところ、知らず知らずの内に夫婦になれているところがいい。

 

最終的に誓約書の期間が「永遠」となる訳ですが、この書き方がまたいい演出だったと思います。
始まりこそ難ありましたが、どうぞ幸せであれと願います。

 

互い視点の後日談があるのも嬉しい仕様。
正式に夫婦になってから、寧ろ距離的には離れて暮らすことになってしまった2人でしたが、契約結婚時代よりも本当に幸せそうで何より。
色々お預け食らっている柊平の方には若干同情しないでもないが。
これ1冊で本編が完結していて、なおかつ後日談まで堪能できたのは嬉しかったです。
続かれるとどうしても先が気になりますし。

 

恋愛感情0の契約結婚から本当の夫婦になるまでの2人の軌跡、お楽しみあれです。