いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。※核心的なネタバレは極力避けてはいますが、苦手な方は予めご注意ください

休日に奏でるプレクトラム

 

休日に奏でるプレクトラム (メディアワークス文庫)

休日に奏でるプレクトラム (メディアワークス文庫)

 

 

2018/05/29読了。
会社の優しい上司に経験者だからという理由で急にマンドリンサークルに引っ張り込まれ、しかもオフの上司は鬼キャラだったという……珍しいマンドリンのアンサンブルをテーマにした物語。
作中の情報が確かなら、日本はマンドリンを楽しんでいる人数は世界一クラスなんですね。
知らなかった。

 

マンドリンの種類や、マンドリンアンサンブルならではの演奏時の位置、アンサンブル構成、演奏時のあれこれなど、マンドリンに関する薀蓄が多数登場して興味深かったです。
流石、作者さまがマンドリン経験者だけあって、経験者だからこそ書ける話だなと思いました。
作中に登場する曲も実際にある曲ばかりなので、Youtubeなどで検索し、実際にその曲を聴きながら読むと、より楽しめると思います。

例えば、こちらとか。

 


還俗修道士

 

作中に登場するサークルは少人数のアンサンブルになりますが、それぞれのキャラクターが個性豊かで、キャラクターものとしても楽しめるところが魅力。
実は鬼だった上司とのもどかしい恋愛模様も見どころの一つでしょうか。
彼の抱えているある「こと」を受け止めて手をかけてくれた恩人という美人さんも絡んでくるので、終盤は本当にもどかしかったです。
この美人さん、実は……な展開は、読めてはいたけれど、やられましたね。
気になる方は本編にて。

 

ただ、マンドリンサークルとしては(色々山場はありつつ)決着しますが、恋愛方面に関しては完全決着しないので、その点がもやっとはしました。
そこまで綺麗にまとめて欲しかったなあというのは、贅沢な話でしょうか。