いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。※核心的なネタバレは極力避けてはいますが、苦手な方は予めご注意ください

手がかりは一皿の中に

 

手がかりは一皿の中に (集英社文庫)

手がかりは一皿の中に (集英社文庫)

 

 

2018/06/08読了。

父は警察のお偉方、母は老舗料亭の女将というお坊ちゃんながら、未婚恋人なしのグルメライターをしている主人公が、訪れた店や母方の料亭で起きた殺人事件やら窃盗事件、サイト改竄などなどの事件を解決していくミステリ。
何やら某浅見シリーズを彷彿とさせる部分もあります(実際、父親の存在を知った刑事たちが物凄い勢いで手のひら返しするシーンがある)

 

最初の寿司の時間差トリックは面白かったし、ワインの話は設定が細かく練り込まれていて、読んでいて非常にワクワクしました。
ミステリとしては本当に面白かったのですが、個人的にメインキャラ以外のキャラクターが印象に残りにくくて、名前を覚えきれなくて苦労しました。
中断してまた読み出した時に「どなた?」ってなることがあって、正直キャラクター表欲しかったです。

 

最近流行りのクラウドファンディングやレストランウェディングを扱いつつ、主人公の祖父の代の話も絡めたりと、自由自在に色々なネタを扱っていて、前述通りミステリとしては面白かったです。
面白かったですが、終盤で主人公に急に女性との出会いがあったり(てっきり事件に絡んでくるのかと思いきや、ただただ本当に主人公のファンとして出てきて、主人公の考え方を少しだけ変えて終わった)毎回登場キャラクターが多い割に(こちらも前述通り)個性があまりないので見分けがつきにくいと、キャラクターに若干難ありな気がしました。
キャラクター小説ではないのでいいのかもしれませんが、メインキャラが濃い設定だっただけに、本当に印象に残りにくくて……読解力のなさ、申し訳ないです。