いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。※核心的なネタバレは極力避けてはいますが、苦手な方は予めご注意ください

さくら花店 毒物図鑑

 

さくら花店: 毒物図鑑 (小学館文庫 み 7-1 キャラブン!)

さくら花店: 毒物図鑑 (小学館文庫 み 7-1 キャラブン!)

 

2018/04/13読了。

植物の声が聞こえる花屋の店主の女性+広島弁全開の人間嫌いな樹木医の旦那さんが癖のある事件を解決するミステリ。

色の変わった紫陽花の下にあった物は。

アパート暮らしなのにいつも買っていく鉢植えのその後は、などなど。

 

事件の内容もさることながら、主役2人(+その後更に増えるもう1人のメインキャラも)もまた色々濃いと言いますか、一癖も二癖もあるキャラでした。

流石「毒物」を謳っているだけはあるなという毒々しさ。

まあ、奥さんは毒というか、ある意味清々しさを感じるほどでしたけど。

旦那さんを、人間を何だと思っているんだというくらいの。

発言が中々に酷くて笑えました。

 

事件も綺麗な花が出てくる割に毒々しいというか、ブラックなオチで事件の話が終わるたびに妙な冷や汗をかきました。

特に最初の紫陽花の話が強烈でしたね。

解決したと思いきや、まさかの……

そこは読んでみてのお楽しみ。

 

花屋が舞台なのにほんわかしたハートウォーミングとは程遠い、人の怖さや恐ろしさを感じられるユニークな作品でした。

キャラクターも濃いので、キャラものミステリとしても面白いかと。

ただ解決のためには割と犯罪的な方法を取ることもある夫婦ですので(何しろ奥さんが色々な意味で常識外)主役2人に関しては好き嫌いが分かれそうではあります。

そういう意味でもユニークかもです。