
おいしいベランダ。 午後4時の留守番フルーツティー (富士見L文庫)
- 作者: 竹岡葉月,おかざきおか
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/11/15
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (2件) を見る
2017/11/18読了。
まさかの彼が再登場で、ベランダ農業カップルに危機をもたらすという。
粗筋からそう察し油断せずに行こうと思って読み進めてみたけれど……案外危機短かった。
想定以上に短くて笑いました。
想像以上といえば、葉二の嫉妬っぷりと余裕のなさもね。
まもりのこと好きすぎだね彼は。
まあ、油断だらけのまもりだから(実際今回の話でナンパされかかる)心配したくなるのも分からんではないけれど。
今回はがっつり夏のお話、出てくる料理は相変わらずどれもおいしそうだし、各章のタイトル含めて、漫才のような会話や軽快な文章が非常に面白かったです。
あのテンポのよさは真似できないなあ。
危機と言えば、再登場の彼よりも新キャラの彼がもたらした方が危機だった件。
まさかの遠距離恋愛の危機。
しかし、この時の葉二の言葉が非常に印象的でした。
「これだけ悩むということは、今は時期ではない。決まっている時は一瞬も悩みはしない」と(簡単にまとめるとこんな感じ)
仕事とまもりとの日常、どちらを選ぶか悩むに悩んだ彼の言葉、真理をついてるなと思いました。
やっぱり、まもりのこと好きすぎるよな、彼。
ちょっとした危機を乗り越えつつ、でも未だほぼ清い交際のお2人。
いや甘い展開はあるにはあるけれど、まだ高校生かよという感じなので。
まだベッドお持ち帰り未遂までですからね(そう、未遂まではいった!)
その点の展開も期待しつつ……あの親の手前、難しいかもしれませんが。
頑張れ男の子。