いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

家政婦ですがなにか? 蔵元・和泉家のお手伝い日誌

 

家政婦ですがなにか? 蔵元・和泉家のお手伝い日誌 (オレンジ文庫)

家政婦ですがなにか? 蔵元・和泉家のお手伝い日誌 (オレンジ文庫)

 

 

2017/09/02読了。

たった一人の肉親だった母親を亡くし、短大卒業後に蔵元のお宅で住み込みの家政婦(仮採用)をすることになった主人公のみやび。

但し住み込み先には、曲者ばかりの四兄弟がいた。

そんな兄弟と関わりつつ、みやびがいてもいい場所、そして家族が何なのかを見つけていく物語。

 

本当に濃い面子の兄弟による騒動を楽しませていただきつつ、家族とは果たして何ぞやと考えさせられる話でありました。

主人公のみやびには父親がなく(死んだ訳ではなく誰なのか不明なので、父親探しも話に関わってきます)母親も亡くしたため、彼女は現在「家族」と呼べる人たちがいない状態。

金にこそ執着は見せど(理由は後半で判明)基本的には表情に乏しく、感情を表に出すことをあまりしないみやびなので、天涯孤独な彼女が本当は何を求めているのか、自分に必要なものは何なのか、自分でも分かっていないという。

そんな彼女が兄弟たちとの、なかなかにハードな触れ合いを通じて、そんな自分と向き合っていく、そんな話に思えました。

まあコミカルな部分もあるので、重苦しい話ではなく、読みやすいお話ですが。

 

今回は全3話なので、四兄弟のうち長男以外の兄弟たちと1話ごとにがっつり絡む構成だったので、続編あるなら長男ともちゃんと絡む話も読みたい気がします。

が、彼は婚約者ありですからなあ。

ならせめて次男との絡みをもっと!

 

今回はみやびは自分探し(?)に一生懸命だったところもあり、折角イケメン四兄弟と一つ屋根の下生活だったのに、あまりロマンがありませんでしたので。

みやびにとっての第一印象は最悪でしたが、何だかんだでよくみやびを心配してくれた次男でしたし、兄弟の中では絡みが一番多かったこともあり、続編あるなら、彼との仲の進展にも期待したい。

是非続きが読みたい作品です。

 

それにしても、奥様の趣味とはいえ、メイド服にツインテールのメガネ家政婦って……家は純和風なのに凄い。

何だかんだで受け入れてるみやびも凄い。

それに慣れちゃった兄弟たちも以下同文。