いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

風味さんのカメラ日和

 

風味さんのカメラ日和 (文春文庫)

風味さんのカメラ日和 (文春文庫)

 

 

2017/09/01読了。

無料のカメラ講座に通う生徒たちが抱える写真絡みの問題をイケメンな講師が解決してくれる物語。

読んでいると写真撮影のコツが色々出てくるので上手に撮れそうな気がしてきます。

巻末にはカメラ用語の解説もついています。

 

ただ「風味さん」とタイトルにある割に、通して読むと案外風味さんが目立っていないので、少しもやっとします。

ここに講師のイケメンさんのお名前が入るなら違和感なかった気がしますが。

 

というのも、各話で一応風味さんが絡みはしますが、主役が交代制なので、風味さんが主人公とは言い辛いのです。

そこが勿体無いなというか、タイトルにある以上、風味さんに感情移入しようとするのに、彼女がサブキャラな場面も多く、何処に自分を据えて読んだらいいのか分かり辛くて、タイトルとのギャップが苦しいという。

写真に関わる悩み、その内容や解決の糸口などは読んでいて面白かったし、抱えてる悩みが存外重く軽い話ばかりではないところも奥深いし、自身が写真を撮る時の参考に十二分になるだけに、勿体無い気がしました。

 

また、話が尻切れ蜻蛉で終わっているのも、勿体無い。

イケメン講師さんに張られた伏線も回収されないままなので、続編ありきの話でしょうか。

そうだとしても、もう少し納得できる終わり方が欲しかった気がします。

 

カメラネタのお話としては非常に面白いけれど、個人的には難もある、何とも表現が難しいお話でした。