いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

猫と透さん、拾いましたー彼らはソファで謎を解くー

 

 

2017/06/01読了。

同棲していた恋人とも別れ、仕事も失った主人公の女性は、土砂降りの雨の中、青年と猫を拾う。

名前しか名乗らなかった青年は、金は出すから、主人公の家に置いてくれないかと持ち掛ける。

こうして、奇妙な同居生活が始まった訳だが、失業中の彼女の元にトラブルが飛び込んできて……

 

家事もこなせるイケメンを拾うというのは、某植物的図鑑を彷彿とさせる展開ですが、こちらは日常ミステリ系。

主人公の女性が抱えてくる問題を、安楽椅子探偵よろしく彼と猫が解決していきます。

本当に猫が活躍しますから。

「アガサ」という某作家の名前を付けられている猫ですが、この猫が謎解きに関するヒントをぽんっと出してきますから。

猫又なんかじゃないだろうか。

 

日常ミステリではありますが、ラストの話は脅迫状ネタになりますので、一気に物騒な展開になります。

主人公は別れた男性に一度ストーカーされてますし。

果たして脅迫状を出してきた相手は誰なのか。

犯人のあぶり出しに関しても、アガサがいい働きをしてくれますよ。

猫凄い。

 

同棲していたら、どうしても恋愛方面も気になるところですが、今回はそちらには大きな進展はなし。

男性側の方にはちょっと気持ちが見えたような気がしますが。

ただ如何せん、彼が何者なのかは今回ではほぼ明かされないので、彼の本心ともども気になるところです。

二人と一匹が一緒にいられる時間は無限ではないし、いつか終わりが来るのでしょうが、そのラストまで是非シリーズとして読みたいなと思う次第。

せめて、彼「透さん」が何者かは少なくとも明かしていただきたい。

シリーズ展開を切に望みます。

 

この方の作品、毎回読んで毎回当たりなので、シリーズ化期待してるんですけどね。

毎回単発なのが悔やまれる。

どうか続きが読めますように。