いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

黒猫王子の喫茶店 お客様は猫様です

 

黒猫王子の喫茶店 お客様は猫様です (角川文庫)

黒猫王子の喫茶店 お客様は猫様です (角川文庫)

 

 

2017/05/10読了。

それにしても、この主人公、猫を得る代わりに色々失いすぎな気がする。

自分なら、もう二度とあの店に出入りできないし、同級生にも会えない。

イケメン猫どものギルティっぷり半端ない。

 

アラサーで大手の会社から解雇されてしまった元契約社員の主人公は、ひょんなことが縁である喫茶店にの住み込み店員に。

その店の店長はイケメンだが口が悪い。

でも、実はこの店長は主人公が助けた黒猫だった。

 

猫語が分かるようになってしまった主人公と猫たちが織りなす出会いの物語、そしてミステリ。

この世界の猫たちは人間に化けるのくらい普通らしい。

ただし、人間と生肌が触れると猫に戻りますが。

しかも猫から人間になる際は真っ裸。

主人公は何度ラッキースケベ(主人公にしてみれば不本意なアンラッキースケベ)を体験したことか。

しかも主人公が悪漢に絡まれた時は、この真っ裸なイケメン猫たち(人になっていた)がアクションを見せるという。

アクション見せてるのか、ナニ見せてるのか分からない状況。

ハラハラ場面だったのに、妙に笑えました。

 

しかも猫たちは人間の世界の常識を知っているような知らないような。

お陰で誤解を招く発言が連発。

「俺の飼い主だ」「首輪をしてほしい」「夜は抱いて寝ろ。温かいぞ」などなど。

人型で言うから、誤解を招く。

お陰で本当に主人公は色々失っていきます。

物理的にではなく、精神的に。

ご愁傷様と言わざるを得ない。

 

ちょっと謎解き要素も入りますが、基本的にはコメディかなと思います。

シリアス話でも猫たちのお陰で笑えて、読後感は悪くないです。

ただ、アラサーの子が主人公ではありますが、落ち着きはないので、ライトノベルな感じで軽くはあります。

なので、さらっと読めますが、キャラクターで読ませる作品が苦手な方は少し物足りないかもしれません。

濃いキャラクターがわちゃわちゃしているのがこの作品のイメージですので。