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いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

君は月夜に光り輝く

 

君は月夜に光り輝く (メディアワークス文庫)

君は月夜に光り輝く (メディアワークス文庫)

 

 

2017/03/09読了。

Twitter上で随分話題となった印象。

不治の病を抱えた少女の物語なので、ラストはどうしてもお察しなのですが、お察しの筈なのですが……凄い作品でした。

分かっていたことなのに、予想と予測を超えた上を行く力強さがあったというか。

決して奇抜な展開があった訳ではないんですけどね。

斬新さは、まあ彼女が抱えた病は斬新な設定ではありますが、その他は特に見たことがない展開というわけではなかったのですけど、それでも心揺さぶられたといいますか。

予測可能回避不可能みたいな感じでしょうか(ちょっと違うか)

 

死期が近づけば近づくほど光り輝くという不治の病「発光病」

そんな病に侵された少女が死ぬまでにやりたいことを、クラスメイトである主人公が代わりに行っていきます。

最初はライトノベルな感じで展開していくので、重さはあまりありません。

寧ろコメディタッチ。

ただ主人公も彼の友人も、登場人物たちが多かれ少なかれ「病んで」いますので、その点、注意が必要ですが。

発光病じゃないよ、精神面的な方向で、普通な人があまりいない。

ここが好みの分かれそうなところではあります。

癖があるんです、どのキャラにも。

この癖が受け入れられたら、どの子たちも「ちょっと普通とは違う点がある」というところが容認できれば、ラストの展開の感動も倍増するかと思います。

正直、序盤はこの癖が強くて自分は投げ出しそうになったので。

でも投げ出さずに最後まで読んでよかったと思います。

凄い作品だ。

 

今までの自分をすべて詰め込んで書いたという作品の力強さは本当に半端ありません。

うまく言葉にできませんが、少しでも気になる方は読んで、各々感じてほしいと思います。

ここでいくら自分が言葉を尽くしても、伝わる気がしないので。

 

あ、個人的に、発光病の方の火葬シーンが凄く美しいのですよ。

何故光り輝くなんて病の設定にしたのか、このシーンを読めば納得できるかと。

そこが個人的に本当にオススメなので。

不謹慎なシーンではあるのですが、あれは映像で見たいなあ。