いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

ワーズワースの秘薬 愛を捧げる光の庭園

 

ワーズワースの秘薬 愛を捧げる光の庭園 (角川ビーンズ文庫)

ワーズワースの秘薬 愛を捧げる光の庭園 (角川ビーンズ文庫)

 

 

2017/04/12読了。

前作でほぼ終わってもいい感じだったから(特効薬完成の目処が立ってしまった)続くと聞いて「どう続けるのか!?」と思っていたら、やっぱりこれで完結してしまった件。

うう、なかなかシリーズが長続きしませんね。

好きな作家さんだから、長いシリーズものも読んでみたいのですが。

 

吸血鬼となった人たちを人間にするワーズワースの秘薬、それに必要な銀の薔薇の接ぎ木には成功したが、何故か花が咲かない。

花を咲かせるための方法を探るが、そこに前作で完全決着をつけられなかった強硬派の吸血鬼の魔の手が迫る。

 

流石銀の薔薇、一筋縄では咲いてくれません。

しかも咲かせるためにはある物を犠牲にしなくてはいけない。

それにかつて一度作られた秘薬は、ラスボスでもある例の吸血鬼が深く関わっていたという。

この展開のおかげで、ラスボスを倒すのではなく、諭して救う方向に持っていく話になるので驚きましたが。

 

様々な困難を乗り越えて無事に秘薬は完成。

長年吸血鬼として苦しんできた人たちは人間になれてめでたし、めでたし……とはならず。

前述通り、ある物を犠牲にして成り立った平和のため、その犠牲をどう取り戻すのか、ここがラスト見どころになっていきます。

何が犠牲になったのか、ネタバレになるため伏せますが、切ない展開からのハッピーエンドですので、安心して最後まで読んでほしいです。

 

花が多数登場して、花言葉が大いに物語に関わってきます。

ラストもこの花言葉がいい仕事しますので、その点も気にしつつ読めばいいかと思います。

一応解答は出てきますけど、途中で調べると、ニヤニヤできること請け合いです。

ハッピーエンドで本当によかった!

 

個人的に「アドリア王国物語」の続きが読みたいんですけどね。

続きは出ないのだろうか。