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いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

明治あやかし新聞 怠惰な記者の裏稼業

 

明治あやかし新聞 怠惰な記者の裏稼業 (メディアワークス文庫)
 

 

2017/04/13読了。

流石大好きな峰守さんお墨付き作品、自分にとっても大変好みな作品でした。

明治版「絶対城先輩」といった感じでよい。

でも二番煎じ感がないんですよね。

 

新聞の記事のせいで友人が職を失ったと新聞社に殴り込みに行った主人公の少女。

そこには口が悪く怠惰な新聞記者と、彼の知り合いを名乗る美麗な役者の男性。

この2人、実は妖怪ネタを使って困った人を助けたり、悪い人を懲らしめたりしていたそうで、何故か少女は彼らの稼業を手伝う羽目になるが、果たして。

 

妖怪の話ではありますが、実物の妖怪は出てきません。

妖怪に色々なことを被ってもらい(例えば不思議なこと、都合の悪いこと、逆に都合のいいところ)問題を解決していきます。

まるで妖怪の仕業だと思わせることで、実際は裏で人間が動いていたことをカモフラージュしてしまうといいますか。

なかなか頭のいい妖怪の使い方をしていて驚きました。

これは面白いなあ。

で、やっぱり妖怪を通して、本当に怖いのは人間だなと再確認できますし。

したくもない確認ではありますが。

 

性格がまるで違う3人の掛け合いも楽しいし、口が悪いけど裏ではいろいろ主人公のために手をまわしている素直でないツンデレ新聞記者にニヤニヤできますし、実はこうこうこういった事情があったから妖怪使います的なミステリ?要素も面白いし、もうとにかく隅から隅まで面白い作品でした。

これは是非シリーズ化してほしいなあ。

峰守さんとはまた違った方向性の妖怪物の展開、期待しております。