いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

謎解き茶房で朝食を

 

謎解き茶房で朝食を (富士見L文庫)

謎解き茶房で朝食を (富士見L文庫)

 

 

2017/01/19読了。

台湾茶とお粥を提供する茶房の店主、そして彼の弟のお菓子が、疲れた社会人たちを癒していく優しい優しい物語。

基本的に一話ごとに主役と視点が切り替わりますが、一応最初の話に登場したOLさんがメインといえばメインです。

他の話の主役たちも、彼女と関わりのある人ばかりなので。

でも、主役が変わるから、色々な視点、考え方でこの茶房のことが見られて面白かったです。

 

仕事に疲れ、恋に疲れた人。

上がり症で仕事が上手く行かない人。

責任感ばかりが先行して空回りしている人。

社会人ならではの悩みを、台湾茶房を営む兄弟が、さり気なく解決してくれます。

解決するというか、疲れを取り除いて、今の困難に立ち向かうための後押しを少しばかりしてくれるというか。

お守り代わりに持たせてくれるお茶が、色々な人たちの大事な局面で多大な力を発揮してくれます。

それがプラシーボ効果だったとしても、自分の足で立ち上がり、自分で解決していく、そんな感じです。

 

だから、ミステリかと言われると、ちょっと首を傾げる仕様ではあります。

謎解きはしてないんですよね。

悩みを解決している形なので。

そのため、他の飲食店の店員や店長が日常の謎を解決していくミステリを想像して読むと、ちょっと違和感はあるかもしれません。

お茶とお粥が社会人の悩みを解いてくれる癒しストーリー。

そんな物語だと思って読んでくださると、こちらも癒される、または仕事を頑張れる力を分けてもらえる、そんな作品ではないでしょうか。

前述どおり、優しい、本当に優しい物語。

 

店長さんとOLさんの関係も気になる感じですので、続きが出ればいいなと思っています。

出ないかなあ。