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いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

教科書が教えてくれない「奈良」歴史の謎

歴史

 

 

2017/01/06読了。

久し振りに図書館で小説以外を借りてきました。

昔は寧ろこういう本ばかり読んでいたのになあ。

 

奈良(というか「大和」と言った方が分かりやすいか)の古代史を解説した一冊。

邪馬台国時代から平城京仏教国家になるまでを割と奈良に対して第三者な視点で書いていたように思います。

寧ろ厳しい目と言ってもいいかもしれません。

現在、やや優勢になってきている邪馬台国畿内説を「あり得ない」とバッサリ切って捨てたのは好意的でした。

これがまた説得力ある解釈だったんですよね。

個人的に漠然と抱いていた感覚を的確に言い表してくれたというのもあって。

実際に纒向あたりを散策した時に抱いた感覚が、まさにここに書かれていたというか。

個人的に抱いている邪馬台国と、文化の雰囲気がが違うんだよな、大和は。

お陰で随分すっきりしました。

 

他にも聖徳太子の人物像や実在していたかについて、万葉集の変遷についてなど、目から鱗の話が多く、大変興味深く楽しんで読めた一冊でした。

通説を否定しながら、ちゃんと根拠を挙げてくださっているのも好印象。

前述しましたが、奈良を何でも肯定するのではなく、客観的に否定も交えて冷静に解説してくださっていた印象を受けました。

説明も丁寧で分かりやすかったですしね。

奈良の古代史が気になる方は読んでみてはいかがでしょうか。