いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

QED ~flumen~月夜見 (講談社ノベルス)

 

QED ~flumen~月夜見 (講談社ノベルス)

QED ~flumen~月夜見 (講談社ノベルス)

 

 

2016/12/18読了。

年内発売と聞いていたので、発売は12月だと勝手に思っていたら、11月発売だった件。

慌てて買いに行った次第。

ノベルス買ったのは随分久し振りです。

恐らく、QEDの前作以来。

とにもかくにも、シリーズとしては完結しているのに、また新作が読める幸せ、いっぱい噛み締めさせていただきました。

 

今回も本編の伊勢終了後のお話。

タタルさんと奈々ちゃんが2人きりでしかも泊まりで京都旅行、思い切りニヤニヤ読んでいたら、案の定、殺人事件に巻き込まれるという。

まあ、今回は小松崎さんが無理矢理関わらせて来たので、2人が能動的に巻き込まれた訳ではないのですが。

トラブルメーカーですな、彼は。

 

「flumen」なので薀蓄は端折り気味ですが、今回のネタは今まで扱って来なかった「月読命」ということで、興味深く読ませていただきました。

確かに、今までシリーズ中に出て来てませんね、この神様。

名前は聞けども、どんな神様なのか、自分もよく分からないままでしたし。

伊勢の月読命関係の神社には巡らせていただきましたが、それでもよく分からないままだったので、今回タタルさんのお話を聞けて、随分勉強になりました。

まさかの三つ巴の謎にも迫ってくれて、今後神社で三つ巴を見かけた際に、祭神に関する見方が変わりそうです。

 

場所としては、京都の嵐山・松尾大社付近。

嵐山には行きましたが、まだ松尾大社には行ったことがなかったので、その予習としても大変助かりました。

ノベルス片手に聖地巡り(?)したくなりましたね。

今では恐らく行けるであろう磐座も見たいですし。

 

殺人事件としては、軽めの「flumen」シリーズの割に随分たくさんの方がなくなります。

前半から3人亡くなりますからね。

なかなかのペースです。

結局は、今回のゲストキャラは全滅に近いという。

犯人の動機は、今回の「月読命」のことが理解できないと、なかなか共感しにくいかもしれません。

トリックより動機の方が気になる事件です。

 

個人的には、タタルさんと奈々ちゃんが伊勢の後どうなったのか、そういう部分の決着も見たかったのですが、ホームズの話に引き続き、今回も特に進展はなし。

奈々ちゃん1人が勝手にモヤモヤしている感じでした。

最後の最後で2人きりで旅行できたのはよかったですけれど、自分としては2人の甘い時間も見たかったのが正直なところ。

まあシングル2つがツイン1部屋になる嬉しいトラブルはありましたけど。

でも、これ、タタルさんがわざとツイン取った気もしないでもないんだよな。

真相は如何に(穿った見方かなあ)

 

もし、また新作が読めるのであれば、この2人にも分かりやすい「QED」を用意してほしいところです。

伊勢の頃からずっとモヤモヤしてるので。

表立ってニヤニヤしたいのです。

お願いします、高田先生!