いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。※ネタバレにはあまり配慮できてませんのでご注意を

Fが鳴るまで待って

 

Fが鳴るまで待って (集英社オレンジ文庫)

Fが鳴るまで待って (集英社オレンジ文庫)

 

 

2016/11/23読了。

若き天才チェリストが人格が変わって失せ物を見つけていくという日常ミステリ。

チェロに関する歴史や雑学などが出てくるのは興味深い。

 

しかし、どうにも説明が回りくどいというか、文章が長くて辛いというか、分かりにくい部分が多数あって(よりによってチェロに関するところではなく、日常ミステリ部分)慣れた後半はさておき、前半は非常に読みづらかったです。

また性格の入れ替わりやどうやって謎を解いたかに関しては決着つかず投げっぱなしだし、特にラストはミステリを扱うのに禁断のファンタジー落ちと来た。

もうどうしたらと。

性格入れ替わりはまだ何とか説明がつくとしても、最後にファンタジー出して世界観を破壊してどないすると。

作中で主人公の高校生も納得できてない風でしたが、もうこちらも全く同意見だよという。

ファンタジーなら、謎に関するところにもそういう非日常要素を持って来てバランス取った方が良かった気がします。

 

主人公が名前に並々ならぬ執着心を持っているのもユニークでよかったですし、バイオリンではなくてチェロをチョイスというのも新鮮でしたが……個人的には難ありな作品でした。

普通の日常ミステリのラストにファンタジーが絡んでも大丈夫な方ならどうぞという。

(最初からオカルト要素出まくっているミステリとか、最初からファンタジー入るミステリは、世界観が最初から統一されているからいいですけど)