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いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

おいしいベランダ。 2人の相性とトマトシチュー

小説(作家名た行)

 

おいしいベランダ。 2人の相性とトマトシチュー (富士見L文庫)
 

 

2016/11/16読了。

前作が文章もキャラクターも展開も大変自分好みで充実した読後感を味わっていたところ、続刊が発売したてだったという。

書店で見かけて本当に驚きました。

気に入った作品の続きをすぐ読めるという贅沢を噛み締めての読書でした。

今回も大変美味しかったです。

ごちそうさまです、いろいろな意味で。

 

前作で、主人公のまもりと園芸男子の葉二の関係性がどうなるのだろうと思っていたら、最初の話でいきなり恋人になって驚きました。

まもりはさておき、葉二、まもりのこと好きだったのか!?

まあ、前作のラストで(まもりを)育てるだなんだと言っていた気はしますが、まさかの展開すぎて、まもりと一緒になって驚いたのなんのって。

この展開は作者さまの意図だったようですが。

何故なら、この園芸男子、付き合ってからが問題山積みだったという。

 

優先順位が仕事>野菜>>彼女というレベルだし、そもそも態度は付き合う前と何ら変わらないし。

まあ、名前の呼び方が「栗坂◯◯の方」から「まもり」になったのは進歩といえば進歩ですが。

(寧ろ「◯◯の方」という呼び方のバリエーションの豊富さも前回気に入っていたところだったので、そう呼ぶ機会が早々になくなってしまったのは、個人的には寂しいものもありましたが、それはさておき)

ついで扱いで付き合おうと言われ、結局「好き」という言葉もないままでしたし。

そりゃ、恋愛初心者のまもりも不安になるよねという。

この男、面倒いぞ。

 

そんな中、前回消化不良で持ち越していた某キャラクターへの決着もつき。

(これがまた主役2人にはいい気付け薬にもなったし)

新キャラの葉二の甥も、2人の仲を別の意味で活性化させてくれましたし。

閑話として、サブキャラクターの視点からの話も出てきますので、前回よりパワーアップしている部分も。

 

季節が秋から冬にかけてなので、季節的に前作より野菜ネタはやや少なくなったかもしれませんが(恋愛方面にベクトルが向いたから余計そう思ったのかも)出てくる料理が逐一美味しそうなのは相変わらず。

今回もズボラなようでしっかり美味しい料理、文字でですが味わうことができました。

今回も大満足だ!

まだ作中では季節が一周してませんから、是非とも一周、と言わず二周三周と巡る様も見てみたいのですが、更なる続きは出ないのでしょうか。

楽しみに待ちたいと思います。

 

でも、さっさと恋人になっちゃったからなあ。

恋愛ものとしては、続きは難しいかもしれないな。

本当は読みたいですが、すっごく読みたいですが。

お願いしますぜ、角川様!