いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

おいしいベランダ。 午前1時のお隣ごはん

 

 

2016/11/15読了。

一人暮らしの野菜不足というのは、本当に死活問題よのと思いながら読んだ次第。

その解決方法で「買いに行く間もないし、食べきる前に腐らせるくらいなら、自分で作った方が早くない?」という結論に達したのには、目から鱗というか、まさか過ぎて驚きましたが。

 

大学進学を機に東京に出てきた主人公のまもり。

彼女のお隣に住むアラサーのイケメンにあるトラブルで助けてもらったところ、何と彼はベランダで家庭菜園をやっちゃう園芸男子だった。

餌付けされた上にプランターまでお裾分けされてしまったまもりの生活は果たしてどうなることやら。

 

という、女子大生ミーツ園芸男子な物語。

この園芸男子こと葉二さんが、見た目はいいのに普段は黒縁眼鏡にズボラな格好。

家庭菜園をしているのも、24時間野菜が手に入れ放題だからという、案外ズボラな理由から。

まあ、それだけではなかったことが、後々明らかになりますが。

彼がまもりを呼ぶ時に逐一「栗坂◯◯の方」と呼称が細かく変わるのが面白かったです。

コメディか!

まもりはまもりで、最初は葉二の見た目に惹かれ、実態を見ると意外に残念なところにがっくりし、でも何だかんだで気になって、彼に女性の影が見え始めた頃から、恋愛方面にゴロゴロと転がって行く様が何とも面白……もとい、微笑ましかったです。

後半はどんどん恋愛色強くなって、まもりを応援したくなりましたから。

 

地の文が随所で的確なツッコミを入れてくれるのが小気味好く、テンポもよくて読みやすかったですし、出てくる料理は美味しそう、個性的なキャラクターも出てきて(特にあるキャラクターのお師匠様が本当に素敵でした)個人的に大変好みな物語でした。

まもりの恋愛と成長物語として読んでも大変萌える。

料理ものとして読んでも、ズボラ飯っぽいのに美味しそうなので、お腹空きますし。

 

一人暮らしの経験者なら「こんな手もあったのか」「いや、そもそもこんなイケメン園芸男子がお隣にいれば自分も助かるのに」と思える作品かと。

野菜や果物のちょっとした雑学知識も出てくるので、勉強になりますよ。

 

惜しむらくは、まもりの恋愛にこれだけでは決着つかないところがもどかしくはあります。

何より、告白したままきっちりとは玉砕できなかった某キャラクターのことを思うと不憫で仕方ない。

次できっちり決着つくのでしょうか。

 

そう、続きが出たばかりです。

早速買ってきましたよ。

続けてがっつり読もうと思います。

楽しみだ!

 

 

おいしいベランダ。 2人の相性とトマトシチュー (富士見L文庫)