いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

君の名は。 Another Side:Earthbound

 

君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)
 

 

2016/09/29読了。

これは本当にいい補完話でした。

是非、映画本編か小説版を見るなり読むなりしてから手にとって欲しいです。

読んで損はない!

 

本編では語りきれなかった話を、ヒロイン三葉にとってはサブになる第三者の視点から描かれています。

この中では、瀧くんも三葉にとっては第三者という扱いで冒頭の話に主役で出ています。

 

冒頭こそ、瀧くんの三葉のお胸に対するあれこれで(まあ女性に入れ替わった男性、しかも思春期なら尚更直面したら困る話ではある)何というスタートと思いましたが、全体としてはシリアスです。

テッシーから見た三葉と糸守の話。

四葉から見た姉と口噛み酒が見せた糸守の歴史。

 

特に最後の三葉の父親の話がよかったです。

三葉の母である二葉との出会い、結婚、そして死別から町長になった経緯が事細かに書かれています。

いい意味で1番本編の補完になっていると思います。

本編だけ見ていると、この町長になった父親に対して感情移入しにくくありますが、この話が裏にあると知ってから見ると、彼の行動原理が随分分かりやすくなるのではないかと。

そして、彼があの時に町長だった必然性も分かります。

このラストが鳥肌ものですよ。

 

流石、映画のシナリオに協力された方が書かれているだけあって、大変満足できる内容でした。

宮水神社に関するあれこれも分かりますので、本編だけでは解決できなかった謎をお持ちの方こそ、是非読んでみてください。

オススメです。

 

自分も早く読みたかったのですが、売り切れ続出で、ようやっと手に入れたところでした。

これ、ライトノベルレーベルなのがもったいない作りですよ。

角川文庫で出せば、もっと売れるだろうに……