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いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

花に嵐 恋し君 雪花舞う出逢い

 

花に嵐 恋し君 雪花舞う出逢い (角川ビーンズ文庫)

花に嵐 恋し君 雪花舞う出逢い (角川ビーンズ文庫)

 

 

 2016/09/09読了。

平安王朝風な恋愛ファンタジー、あくまで「風」なので、大納言とか左大臣、右大臣とか出てきますけど平安時代そのものではないです。

その分、自由度は高いかなあ。

 冒頭の過去話は、どちらかというと中華風でもありましたし。

 

前世はこの国を纏め上げた女傑、現世は男性に触れられると獅子の如く恐ろしい顔になるという厄介な姫(前世の記憶なし)と、前世は女傑の従者、現世は今上帝の彼(前世の記憶あり)との恋愛譚。

帝を陥れる陰謀も渦巻いているよという、内容は盛り沢山。

でも、面白く纏まっていました。

 

前世と現世で主役2人の立場が逆転してしまっているので、大納言の娘に今上帝が無意識に首を垂れる、犬のように付き従うという、普通はあってはならない大ハプニングが起き、序盤こそ笑いましたが、展開はなかなかにシリアス。

前世が絡むと、いざ現世での恋愛も、前世から好きだったから好きになったのか、前世がなければ好きにならなかったのかという問題にぶち当たりますし。

実際この作品でも、そうですが。

片側が前世の記憶がありませんからね、随分お互い葛藤していました。

 

また、政治絡みと言いますか、帝を陥れようとする某略も出てきて、誰が真犯人かという推理も面白い。

でも、基本的には不器用な2人の恋愛話だったと思います。

ライバルもいましたしね。

このライバルがまた色々と曲者でしたが……恋愛面でも、また某略的な意味でも。

 

過去の記憶は断片的に思い出しつつも、完全には戻らず。

それでも、何とか結ばれたような気はしますが、幸せになるにはクリアするべき問題は山積み。

ヒーローの立場が立場ですしね。

でも、何とか乗り越えて頑張ってほしいものです。

 

それにしても、今回のクライマックスの女傑再臨シーンは、本当に惚れ惚れするほどかっこよかったです。

またこういうシーンも見たいなあ。

 

ちなみに。

作者さまのTwitterには、この作品の短編も投稿されています。

気になる方は、こちらもどうぞ。

過去作品の番外編もあります。