いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。※ネタバレにはあまり配慮できてませんのでご注意を

上倉家のあやかし同居人 ~見習い鍵守と、ふしぎの蔵のつくも神~

 

 

2016/08/31読了。

付喪神たちと彼らの住む蔵の鍵を守る少女の一夏の物語。

 

付喪神たちの設定はよかったし、エピソードのそれぞれは面白かったのですが、どうにも主役たち(特に主人公とヒーロー)が安易で幼稚で、付喪神たちの話と主役のキャラクター性のミスマッチさが痛くて困りました。

話は重い、でもキャラはとにかくローティーン感たっぷりなジュブナイル

うまく言えませんが……とにかく違和感が凄くて、大いに戸惑いました。

 

年齢設定が中学生なら、このキャラクターこの展開はまだありだと思うのですが、高校生でこれではという。

ヒーローは最初から主役の女の子に優しい都合のいい王子様で、喧嘩したところで大したものでもなく、主役は主役でいとも簡単にヒーローへ転がるし。

最初から特に大きな心の交流なく「運命の人!」「彼女は俺が守る」状態で、読者であるこちら側置いてけぼりを食うという。

小中学生向けの恋愛かというくらいの簡単さ。

元々ケータイ小説作家さんだからでしょうか、あの軽さを思い出しました。

 

その割に、付喪神たちには死への概念、恋愛の重い部分を担当させるから、バランスがおかしな形に。

主役の人間だけ読むと本当に三流のジュブナイル付喪神たちだけ読むと面白い妖怪ものという。

主役がいらなかったねえ、これ。

 

本当に中学生設定ならまだよかったのに。

高校生設定なら、あのお粗末で安直な展開の恋愛は勘弁して欲しかったです。

幼い、幼い。

年食った自分が読むからそう感じるのか……分からないですが。

良くも悪くもケータイ小説な感じです。