いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

ちどり亭にようこそ ~京都の小さなお弁当屋さん~

 

 

2016/08/09読了。

京都の旧家のお嬢様(何故か見合いがライフワーク)が営むお弁当屋でバイトすることになった主人公。

彼は弁当に込められた思いを知り、考え方が変わっていく。

そして、お嬢様もまた、お弁当屋で出会った人たちとの交流で、過去に諦めた道と再び向き合うことになるが…

 

京都のお弁当屋さんが舞台のほっこりストーリー。

ただ、京都弁を扱うキャラは一切出ないので、何百年と続く旧家のお嬢様や跡取り息子が出てくる以外には、京都である必然性は感じられないかな。

もう少し京都らしさを出してくれるとよかったです。

これだと、数多くあるなんちゃって京都もの…

 

ただ出てくるお弁当はおいしそうだし、謎解きみたいな話もあったり、何よりお嬢様と元婚約者のもどかしい恋模様が何とも魅力的な作品でした。

完全には決着しませんが、いい方向へ行ってくれるだろうな感じの終わり方でしたし。

このまま上手くまとまってくれることを祈るばかり。

主人公も最後にようやっとフラグ立ちましたし。

 

主人公とお嬢様が、安易に恋愛に走らず、あくまで最後まで師弟関係なところもよかったです。

また、随分面倒見のいいヒモ(!)な美津彦さんが最高にいいキャラしてました。

今度は彼が主役な話も見てみたいなあと思いつつ。