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いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

神隠しの森 とある男子高校生、夏の記憶

小説(作家名ら行・わ行)

 

神隠しの森 とある男子高校生、夏の記憶 (集英社オレンジ文庫)

神隠しの森 とある男子高校生、夏の記憶 (集英社オレンジ文庫)

 

 

2016/07/22読了。

ホラーは、やっぱり夏に読むと雰囲気出ますね。

夏が舞台だと尚更。

 

祟り神「赤姫」を祀る村に起きた神隠し、その他の事件についての物語。

主人公たちは村に住む男子高校生たちですが、主人公が固定されておらず、各話もしくは場面でメインが変わります。

以前神隠しに遭ったが、唯一生きて帰ってきた子、地主の息子、母に認識して貰えない子、そして村のしきたりを知らない転居者…境遇も性格もばらばらな彼らが、夏に色々体験します。が、なかなか濃い夏をお過ごしで…

事件、起き過ぎである。

 

粗筋にあるように、てっきり祭での神隠しの話がメインで長編小説スタイルかと思いきや、実は連作短編集な作りで、自殺者の捜索や、幼女誘拐犯との対峙など、他にも事件が出てきます。

神隠しが解決しても、まだまだ話が続いたので、えらくエピローグ長いなあと思っていたら、そう、神隠しの後にまだ短編があっただけという…

粗筋だけを鵜呑みにして読んだら、少し違和感のある構成な気がします。

最初から連作短編集だと記載すればいいのに。

 

折角、神隠しの話がホラーとして怖いラストだっただけに、後から単発の微妙な話を続けられると興醒めと言いますか。

前回の「鍵屋甘味処改3」も最後で余韻を台無しにされたことがあったので、作者さまは話の畳み方が下手くそなのかと心配になるほど。

これも、そういうラストの締め方としては問題ある作品になってしまいました。

構成、もう少しどうにかならなかったのか…