いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

あやかしとおばんざい ~ふたごの京都妖怪ごはん日記~

 

 

2016/07/12読了。

金沢から大学(もしくは専門学校)進学を機に京都にやって来た双子の兄妹。

2人は10年前の縁で、人とあやかしの間を取り持つククリ姫に頼まれ、あやかしのために絵物語を書くことになる。

報酬は、美味しい食材。

かつての泉鏡花のように、あやかしの物語を、文章(と和食)担当の兄と、イラスト(と洋食)担当の妹が紡いでいく。

 

「からくさ図書館」と同じ世界観なので、一部キャラが共通しており、ファンには嬉しい仕様。

あちらは死者ですが、こちらは妖怪あやかし話。

でもホラーな感じはなく、双子が今時微笑ましくなるほど仲が良く、会話のキャッチボールをたくさんしているので、こちらの方がより身近といいますか、取っ付きやすい印象でした。

この双子の独特なギャグやテンポの会話は癖になります。

 

また、泉鏡花を始め、歴史上の人物が、独自のキャラ付けで出てくるのは、同じ作品の魅力です。

それに料理も美味しそう。

料理上手な男子はいいですなあ。

 

双子が作る物語は、あいにく絵までは楽しめませんが、文章はがっつり読ませてくれるので、そこも嬉しい仕様。

まだ何処か成長の余地を残している感じの書き方で、初めて物語を書いている感の文章が、細かいというか、小技がきいている気がしますし。

「からくさ図書館」同様、これからの展開が楽しみな作品になりそうです。

 

で、いもねぎは何処に行けば食べられますか…(後書きを読め)

すごく気になる……