いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

夜ふかし喫茶 どろぼう猫

夜ふかし喫茶 どろぼう猫 (集英社オレンジ文庫)

夜ふかし喫茶 どろぼう猫 (集英社オレンジ文庫)

2016/05/02読了。
ずっと不眠症に悩まされている女子大生が、夜眠れない人のために深夜営業しているカフェに出会って…というストーリー。
出会うと眠りを奪っていくという「どろぼう猫」という都市伝説も絡んできます。

主人公が眠れない訳。
深夜に貸切客として訪れた人物の正体と、「どろぼう猫」の捜索は果たして。
また、主人公以上に眠れない喫茶店の彼の抱える過去とは。

この彼のトラウマともいうべき過去が本当に重くて、そりゃ眠れなくもなるなという話なんですが、彼がどうこの過去と決着をつけるか、彼を主人公の女子大生がどう支えるか、救うかというところも見所。
特にクライマックス部分は、情景の美しさが見事。
彼が救われるあの光景は、自分も写真に撮りたくなってしまうような展開で、ご都合主義と言われるかもですが、本当によかったです。
上手く表現できないのがもどかしいですが、納得できる、というか、自分がこうあってほしいというラストだったので、もう大満足な読了感でした。

美しく終わってはいるのですが、今後の2人がどうなるのかも気になるので、ちょっとでもいいから続きが読めればなとも思います。
蛇足になるかもですけど…