いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

イーハトーブ探偵 山ねこ裁判: 賢治の推理手帳II

2016/04/11読了。
宮沢賢治が探偵役で、様々な事件や不思議を解決していくシリーズ2作目。
宮沢賢治の創作物のエピソードや実話を交えてリアリティを持たせつつも、フィクションな世界で活躍する探偵ケンジをしっかり味わえるのは、今回も流石としか言いようがない。

解説にもあったが、この作品は作者さまの宮沢賢治への愛に満ち溢れている。
愛あるからこそ、ケンジは生き生きと描かれている。
心優しく、時に涙し、時に苦悩し、時には興味あることに目を輝かす少年のようなケンジと、様々なケンジに出会えるが、そのケンジどれもが作者さまの愛を受けて本当に生きているかのように描かれている。
本当に見事。
今回は、有名な「永訣の朝」に絡む最愛の妹の死の後の話もあるので余計に。
また読みたくなってきました。

こんなケンジならより好きなれる。
会ってみたい。
今回もそう思わせてくれるイーハトーブ探偵でした。