いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。※ネタバレにはあまり配慮できてませんのでご注意を

鍵屋甘味処改 3 子猫の恋わずらい

鍵屋甘味処改  3 子猫の恋わずらい (集英社オレンジ文庫)

鍵屋甘味処改 3 子猫の恋わずらい (集英社オレンジ文庫)

2016/3/12読了。
古い鍵の開錠が得意で鍵マニア鍵馬鹿な青年と、彼に懐いた女子高生の鍵に纏わる物語シリーズ3作目、甘味もあるよ。

今回は、彼の家族の掘り下げ話が目立った印象。
弟に今は亡き鍵師祖父母の話が絡む絡む。
弟君が、これまた色々な意味でライバルですしねえ。
勝手に勘違いして、一人くるくるしている様は、いい道化師っぷりでした。
可哀想に……

そんな中でも、互いに無自覚ながら、でも確実に仲を進展させてる主役二人には、おおいにニヤニヤさせて頂きました。
ヒロインはさておき、鍵師の彼はいい加減気付くべきだと思う。
何なのだ、あの鈍さは。
そりゃ弟も色々心配するわ。

ただ……今回唐突に飛び出した幽霊設定は頂けなかった。
急にファンタジー色が強くなったのが残念でならない。
過去の話を夢に見るというのはまだ許せるが、実は幽霊が絡んでましたというオチを最後に明かしてしまったのが、何よりの失敗。
一気に作品の色が変わってしまってショックでした。
あれは明かす話が完全蛇足だし、明かさないままの方がまだ作品本来の色を保てたと思うのですが……残念だ。