いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

着物探偵 八束千秋の名推理

着物探偵 八束千秋の名推理 (TO文庫)

着物探偵 八束千秋の名推理 (TO文庫)

2016/3/6読了。
口が悪く、皮肉屋で自惚れ屋、でも着物への愛情は本物の呉服屋主人の青年が探偵役のミステリ。
連続放火にストーカーが絡む難しい事件を解いていきます。

ヒロインは、ブラック企業に勤めていたせいで、身も心もボロボロになったところを、呉服屋主人を(思わず)ストーカーしちゃって拾われた頑張りすぎOL。
彼女の天性の引きの良さも謎解きに貢献します。

また、そんな主人とヒロインを見守り、時には叱咤激励する素敵老婦人も。
横文字に弱くて、言い間違いしているところも大変愛らしい。

メインキャラクターがしっかり作られているので、キャラたちのテンポのいいやり取りを読んでいても楽しいし、ヒロインの成長物語としても面白いし、ミステリとしても結構複雑で唸る仕様です。
時々、唐突に第三者視線が入ってきて混乱することもありましたが……一瞬誰の話やねんとツッコミ入れたくなったので。
個人的には、そこだけ改ページを入れるなどのデザイン的工夫や配慮が欲しかった。

でも、本当にキャラの魅力がしっかり詰まったいいミステリでした。
もし続編出たら買いだな、これは。
出て欲しいな。
無事に正アルバイトに昇進したヒロインの成長物語、まだまだ読みたいものです。