いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

道果ての向こうの光~奇跡を紡ぐ物語~

道果ての向こうの光~奇跡を紡ぐ物語~ (レガロ)

道果ての向こうの光~奇跡を紡ぐ物語~ (レガロ)

2015/10/25読了。
同名ウェブ小説の最終巻。
最終巻は、殆どオリジナル展開と言っていいほど書き下ろしされています。
ウェブ版では見られなかった様々なシーンを見ることができます

聖女の中に町娘がいたことが知れ渡り、偽聖女として国王と神官たちとの争いに巻き込まれてしまった主人公。
今も生きているという彼女の所在は未だに分からない。
彼女との再会をただ望む騎士は、彼女を見つけ出すことができるのか。
前半は、そんな彼の視点から物語が描かれます。
ここが特にウェブ版にはない視点で、彼の掘り下げは嬉しい仕様。

そして、ようやく彼女を見つけ出してからの展開もまた感動物。
これまでウェブ版にはなかった聖女と主人公との絆を丁寧に描いてきた集大成が、眠り続けていた主人公の復活に寄与します。
ずっと張っていた伏線がようやく一つに集約されて訪れる大団円。
本当に最高でありました。
そうだよね、やっぱりこの2人には幸せになってほしいですから。

この結末には、1巻で登場したオリジナルキャラクターが大いに寄与。
彼女はまた本当にいいキャラクターになって戻ってきてくれました。
1巻で使い捨てにならなくて本当に良かったです。
彼女もいてこその結末だと思いますし。

そして本来の姿で主人公は騎士と対峙する。
この時の台詞は、ウェブ版とほぼ同じですが、あの時とはまた違った趣で読めて感慨深かったです。
約束の地で再会できた2人。
ウェブ版以上に幸せになってくれそうで、こちらも本当に幸せな気持ちになれました。
思っていた以上の最後を迎えてくれて、本当に本当によかったです。
この結末に、心からの感謝を。

と言う訳で、最終巻をまた時間をかけて読み返していたり。
何度読んでも、本当にいい作品です。
語彙力なくて、そうとしか言えない自分がもどかしいですが。
もどかしくも、心苦しい。