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いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

君の色に耳をすまして

2015/9/2読了。
前作の最後のどんでん返しっぷりが凄くて話題になったので、さぞかしハードル上がっちゃって大変だったろうなとは思いましたが、今回も前回とは違うどんでん返しっぷりが最高でした。
冒頭の場面が後で改めて出てきた際に「そうだったのか!」となる驚きも爽快

ちょうど直前に読んだ話が、香りで気持ちを察してしまう話でしたが、こちらは声で気持ちが分かってしまう青年と、声をなくした少女の話。
彼女が、亡くなった姉の歌を使って映像を作って欲しいと願った本当の理由。
姉の死に関わる謎。
そもそも、その姉の歌に纏わる秘密などなど、ミステリ要素も盛り沢山。
広げに広げた風呂敷をどう畳むのか気になりましたが、まあ思いもしない方向性から怒涛の勢いで畳んでくれて、まあ驚いた驚いた。
「そうだったのか!」「そうだったのか!!」と何度もびっくりさせられて、これは前作以上だったなと思います。
待った甲斐はあったというものです。

終わりの爽やかさもまたよし。
メディアワークス文庫では珍しい挿絵がラストに入りましたが、それがまたいい余韻を残してくれました。
前作が気に入った方なら、期待して楽しめる作品だと思います。
また次作のハードル上がったのではないだろうか、作者さま。
でも、またこういった驚きに溢れた作品を楽しみにしたいところです。