いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

妖怪センセの京怪図巻 祇園祭にあわいは騒ぎ

妖怪センセの京怪図巻 祇園祭にあわいは騒ぎ (富士見L文庫)

妖怪センセの京怪図巻 祇園祭にあわいは騒ぎ (富士見L文庫)

 

2015/7/28読了。
京都ものだと、どうしても食いついてしまう罠。
それで、結局「京都が舞台である必要性のない作品」(例:登場キャラクターが一切京都弁をしゃべらないなど)に当たってへこむんですけど。
でも、これは当たりでしたわ。
京都弁は然程出てきませんが。

アヤカシ(この作品ではあわいもの)に関するトラブルをヒロインが見つけてきて、ヒーローが狐から授かった筆を用いて解決していく連作短編集。
この2人のもどかしい関係性も気になるところだが、この作品の一番の売りは「衣笠さん」でしょう。
表紙にもいらっしゃる小さいお人なんですが、このキャラが非常にいい味を出していました。
様々な事件に毎回ナイスアシスト、ヒロインとのほのぼの会話、2人の仲を取り持つような核心を突くようなコメントを発したりと、もう本当にいい働きっぷり。
1話だけのキャラかと思いきや、毎回登場してくれたので、もう2人そっちのけで「衣笠さん!!」とはしゃぎ回る読書となりました。
いえ、あのヒーローとヒロインの関係性も本当に気になるんですけどね。

自分のせいで彼女をあわいの世界に引き込んでしまったという負い目がある彼と。
そんな彼に恋愛感情を敢えて抱かないように意識していた彼女と。
その負い目が最終話で形が変わりましたので、2人の関係性も変わってくるはず。
これから先の話も気になるので、続編が楽しみなのですが…ありますよね、富士見様!