いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。※ネタバレにはあまり配慮できてませんのでご注意を

降霊会の夜に謎解きを 執事と令嬢の帝都怪奇録

降霊会の夜に謎解きを 執事と令嬢の帝都怪奇録 (富士見L文庫)

降霊会の夜に謎解きを 執事と令嬢の帝都怪奇録 (富士見L文庫)

 

2015/7/26読了。
出雲への日帰り旅でのお供にした作品。

想像以上にファンタジーしていて驚いた話。
作中に挟まる死者の語り、「降霊会」とある以上、降霊させられた霊による語りなのは分かるけれど、それを誰がしているのかが問題で、まさか主人公が自覚もないまま行っているとは思いもせず。

明治頃が設定で、女性がおおっぴらに男性と一緒に暮らせない、探偵業をするなんてもってのほかと言う中、それでも事件を解決するには、ファンタジー要素も交えなきゃいけなかったんでしょうけど、日本でいきなり「ピラミッド」とか出されても、非常に戸惑う。
「少年探偵団シリーズ」を彷彿とさせるような暗い雰囲気は好きだったんですけど、もう少しこう現実的な解決方法を望みたかったところ。

また、今回の事件に対しての謎解きは解決するけれど、主人公たちが追っている謎は解決しないままなので、読後感はあまりすっきりしないのもちょっと。
せめて、蘇ったのが誰だったのかくらいは、ちゃんとはっきりして欲しかった。

ただ、終わりのヒーローの台詞はちょっとお気に入りです。
あそこで終わるのはよかった。
毒舌だけど、何だかんだでお嬢を溺愛している執事は最高でした。