いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

遺跡発掘師は笑わない 出雲王のみささぎ

2015/6/14読了。
出雲ではないのですが、ちょうど青銅器文化である弥生時代の博物館へ行く際の旅のお供にしたので、ロケーションとしていい時に読めたのではないかと。
鋳造に関わる史料や型も見たばかりで、想像しやすかったし。
銅鐸、銅矛とかも。

青銅製の髑髏の発見から始まり、またもや天皇家に関わる話に発展。
今回も何処までが史実で、何処からがフィクションか分からなくなりそうな説得力。
殺人事件に関することも、怪しい人が次から次へと変わるし、黒幕の更に黒幕が出てきて、ミステリとしても充分面白く、最後までワクワクできました。

更に面白いのは、出雲が舞台だけど、出雲大社が話にあまり関わらない点。
メインに据えてもいいだろうに、あくまでこの話の中心は青銅器で、髑髏の正体。
そして、GHQも探したという「shimpo」の謎。
太平洋戦争まで絡ませて、今回も本当に壮大なスケール。
それでいて、最後まで飽きさせず、寧ろ先が気になって一気に読ませる筆力は流石。
もっともっとシリーズ読みたいと思ってしまいます。

それにしても、忍ちゃんは無量のこと好きすぎだわ。
彼にはまだ何か秘密ありそうだしなあ。