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いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

三瀬川さんの冥界カウンセリング

小説(作家名さ行)

2015/6/5読了。
地獄関係のトリビアは、どうしても閻魔大王の補佐官が主役の某作品で仕入れているので、「はい、既出既出」と思ってしまうネタが多かったのは、まあ仕方ないとして。
個人的に難点がいくつか。

1つ、主人公の女性がどうしても好きになれない点。
天邪鬼で見栄のために自分のために嘘をついて踏ん切りがつかなくなるタイプ、こういう嘘つきは生理的に嫌いなタイプで、どうにもこうにも作品に入り込めない。
何度「お前、いい加減にしろや」と思ったことか。
ただでさえ350ページ超えという分厚さなのに、苦手なタイプの主人公に最後まで延々付き合わされる苦行。
個人的な好みの問題ですが、少なくとも自分は苦手でした。
題材はいいのに、勿体無い。

それから、難点その2は「カウンセリング」が「なんちゃってカウンセリング」で本格的ではない点。
話によっては、すっきり解決しないまま終わるので、「え、これ仕事してなくない?」と思うことも。
まあ、主人公も、他称三瀬川さんもプロではないので仕方はないのですが、それにしても心理学を扱う作品にしては、内容がややお粗末。
メディアワークス文庫には、他にしっかりした心理学系あるから、どうしても比べて見劣りしてしまって。
本当につくづく勿体無い。

三瀬川さんの正体というか謎が最後に解明されるのは良かったし、これまでのイメージをぶち壊す閻魔大王のなどのキャラクター設定はユニークで楽しめましたが、主人公の性格は最後まであまり成長しない、変わらないままだし、心理学がお粗末だし、ネタはいいけど、作者さまがネタを持て余し気味かなと感じました。
うん、やっぱり勿体無い。

後書きも作者さまのキャラが大層チャラかったので…苦手だ、やっぱりこのタイプ。