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いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

贋作師と声なき依頼-京都寺町三条のホームズ(7)

 

贋作師と声なき依頼-京都寺町三条のホームズ(7) (双葉文庫)

贋作師と声なき依頼-京都寺町三条のホームズ(7) (双葉文庫)

 

 

2017/04/18読了。

今まで季節はゆったり流れていた印象ですが、今回はこの1冊で葵ちゃんの高校3年生の期間は一気に走り抜けていきます。

高校生編ラストになります。

しかし、まさかこんあ展開になるとは。

 

副題からお察しの円生とのラストバトル。

途中まではいつものとおりの短編スタイルだったんですけど、後半はがっつり彼との最終決戦話になります。

そして、そのせいで主役2人に別れの危機。

決して互いに気持ちが離れた訳ではないけれど、手段を選ばない円生とやり合うために、敢えて葵ちゃんとの別れを決意したホームズさん。

好きだから、大事だからこそ、安全な場所にいて欲しいと、自らの幸せは手放すホームズさん。

そんなホームズさんのことを分かっているからこそ、葵ちゃんも別れを否定できず……

前半がバカップル以外の何者でもない感じで進んでいただけに、後半との落差が激しくて戸惑いました。

甘々から切ない話になるとは思いもしませんでしたので。

 

そんな頑ななホームズさんを、そして円生すらも変えてしまったのは、この話で随分成長した葵ちゃんで、そのクライマックスシーンは必見の価値ありです。

当初は失恋を引きずる弱い少女でしたのに、よくぞここまで。

これまで丁寧に用意されていた伏線を綺麗に回収しつつの決着、本当に見ものです。

まさか、そんな昔から伏線用意されているとは思いもしなかったので、驚きました。

奥深いですな。

 

円生との対決を経て、より絆を深めた葵ちゃんとホームズさん。

関係性も変わった円生も加わり、これから先の展開は、今までとはまた違う雰囲気を味わえそうです。

ここからのシリーズ展開、期待しております。

 

そう言えば、葵ちゃんが18歳になったということもあって、今回は特に性的な話がよりオープンというか露骨になった気がしました。

決して年齢制限が入るような描写があった訳ではないですが。

昔より隠さなくなった感じを受けたので。

次からは葵ちゃんも大学生ですし、一線越える話とかも出てくるのでしょうか。

ちょっと期待してしまったり。。

ホームズと歩く京都-京都寺町三条のホームズ(6.5)

 

ホームズと歩く京都-京都寺町三条のホームズ(6.5 ) (双葉文庫)

ホームズと歩く京都-京都寺町三条のホームズ(6.5 ) (双葉文庫)

 

 

2017/04/19読了。

先に6.5巻読み始めてはいたのですが、7巻の方が先に読めてしまったという。

内容が結構濃くて、長く楽しめました。

 

イラスト付きのキャラクター紹介、ホームズさんによる作中に登場した京都の名所紹介に、本編のホームズさん視点での話、番外編SS、そして4コマ漫画もというボリュームたっぷりな内容。

特にホームズさん視点で改めて本編が読めるのは、ファンとしては嬉しい仕様。

本編は(基本的に)葵ちゃんの一人称な文章なので、その時にホームズさんはどう考えていたとかは伝わりづらいですからね。

こうしてホームズさん側から本編描かれると……うん、内心こんなにデレていたとは思わなかったです。

別人ちゃうか自分とツッコミ入れたくなるほど。

結局むっつり男子だったんだね、キャラ崩壊待った無し。

最近は本編でも崩れているけれど。

まあ、そこがまた好きですが。

 

原作ファンなら必読のファンブックだと思います。

公式同人誌みたいな感じで大満足でした。

是非本編と併せて読んで欲しいです。

眠れないほどおもしろい「古代史」の謎:「神話」で読みとく驚くべき真実

 

 2017/05/01読了。

眠れなくなるほど面白いかは個人差があるからさておき(少なくとも自分はぐっすり眠れた)

記紀邪馬台国大和朝廷に関する謎から、日本人のルーツ、果ては記紀以前の古史古伝に至るまでをまとめた1冊。


作者の持論は少なからずあれど、それでも「こういう説もある」と解釈は複数紹介されていて、特定の答えは用意されていないスタイル。

まあ古代史で言い切るというのは、なかなか難しいところもありますが、色々な考え方で見られたのはよかったかなと。

ただ詳細に渡って書かれている本ではないので、全体的にはあっさり仕様。

古代史に詳しくない人が読めば「そんな話もあるのか!」と驚けると思うので、そういう意味では初心者向きかなと。

特に日本人のルーツに関する話は、結構突拍子もない説まで解説されているので(割と有名な説ではあるが、知らないと「マジかよ」と思えること請け合い)びっくりするのでは。

心霊探偵八雲10 魂の道標

 

心霊探偵八雲10 魂の道標

心霊探偵八雲10 魂の道標

 

 

2017/04/12読了。

やっぱり表紙はアカツキさんの絵の方が古参(?)ファンとしては落ち着きます。

実家のような安心感と言いますか。

 

ついに「八雲」もクライマックス直前。

今回は奈緒ちゃんが霊に取り憑かれた状態で行方不明に。

でも八雲は前回ラストでバイオレンスな方の七瀬美雪に左目を傷つけられた影響で幽霊が見られない状態。

果たして八雲はこの事件を解決できるのか。

 

幽霊が見えなくなったことでアイデンティティを失った八雲が本当の自分が何なのかを自覚する成長話として非常に印象深かった今回。

作数を重ねるごとにキャラクターが個々に成長している「八雲」シリーズですが、今回は八雲が乗り越えねばならない壁をどう乗り越えるのか、今回の事件を通してそこに焦点が当てられていました。

そして、その時に誰が一番助けになるのか、彼の殻をぶち破るのが誰なのか、八雲自身が自覚する話でもある。

本当に印象深い話でした。

無論、それは彼女なんですけどね。

 

晴香は晴香で、八雲のためにずっと避けてきたことをついに実行に移します。

晴香にとってもターニングポイントになった話になりました。

ついに原作もここまできたかと感無量。

 

他にも、後藤さんに石井さん、真琴さんもそれぞれ成長と見せ場があり、キャラクター全体がラストに向けてより大きく成長したのを感じらました。

「八雲」シリーズは本当にキャラクターが話の中で「生きて」いますね。

序盤の頃から考えると、驚くほど変わってきたと思います。

無論、いい意味で。

この様子なら、ラストバトルにも立ち向かえる気がしますが、果たして。

 

ラストバトルは晴香ちゃんをかけての話になるのが明示されているので、今からハラハラしております。

どうか最後はみんなで笑って迎えられるラストでありますように。

今回のことを乗り越えたニュー八雲なら、きっと大団円に導いてくれると信じてますよ。

待て、しかして期待せよ!

ビブリア古書堂の事件手帖7〜栞子さんと果てない舞台〜

 

 

2017/03/07読了。

ついに完結してしまいました。

途中かなり間が空きましたので、完結まで凄く時間がかかった印象がありますが、巻数的には7冊だったんですね。

もっと読んでた気もするのに。

まあ、毎回内容濃いですから。

 

今回はまさしくラストバトルに相応しい内容となっていました。

あれ、バトルものだったっけ、これ。

まあ、それはさておき。

作中のどシリアス雰囲気を壊す勢いで案外バカップルしている主役2人が、本当にラストバトルに挑みます。

ラスボスは勿論、栞子さんのお母上です。

勝てる気がしない。

 

しかも金銭面的にかなり追い詰められてからの不利な状況でのバトルでしたから、本当に手に汗握りました。

でも流石ラストとあって、危機的状況だった2人を助けてくれたのは、これまで関わりを持ってきた人たちでした。

同じ古書店仲間、トラブルを解決したことが縁で結ばれた人たち、そして何より栞子さんには大輔くんがいた。

2人だったからこそ、そして他の人たちとの縁を大事にした2人だったからこそ選べた奇跡のような展開。

手に入れることができた真実。

まさに、RPGのラスボス戦を見ているかのような濃厚さ、充実感、盛り上がりでありました。

熱かった、本当に熱かった。

 

そして、ようやく訪れた平穏な日々。

エピローグを読む頃には感無量、胸いっぱいでたまらなかったところに、大輔くんの一言。

(恐らくは)一生に一度の言葉の後の、栞子さんの通常運転っぷりに笑えたラストでした。

こうして2人も笑顔で、読者側も笑顔で最後を迎えられて、幸せでありました。

素敵な作品を本当にありがとうございました。

 

今度は実写&アニメ映画ですね。

民放ドラマの悲劇を繰り返さないことを切に願います。

あれは原作改変酷すぎた……

ちゃんと原作の、キャラの雰囲気を大切にして、原作に誠意をもった、そして製作者側から原作に対する愛が感じられる作品になることを祈るばかりです。

ビブリア古書堂の事件手帖(6)〜栞子さんと巡るさだめ〜

 

 

2017/03/04読了。

こちらも随分長い間積読していまして、読んだのは最終巻が出てからになりました。

おかげで連続で読めたからよかったんですけど、その代わり、前巻までの話をすっかり忘れていました。

そういえば、お付き合い始まったんでしたっけ。

 

冒頭から大輔くんが怪我していたので「あれ、前巻で怪我とかしてたっけ?」と思いきや(すっかり忘れていた後遺症)冒頭が後日談という。

今回は久々の太宰治の「晩年」に関するお話。

まさか敵役だった某キャラと最終的には共闘することになるとは思いませんでしたが。

今回はいつも以上に緊張感の高い話だった気がします。

読んでいて面白いけれど、警戒もせねばならないから疲れもするし。

悩ましい。

 

しかも、栞子さんの出生というか血筋に関する事情も明らかになって来て、ますますきな臭くなってきました。

明らかに最終巻に色々持ち越しますし。

つくづく続けて読めてよかったと思います。

果たしてどう決着をつけるのか。

最後までハラハラさせられそうです。

(実際、この記事は最終巻読了後に書いているので、ハラハラさせられた事実は既に経験している)

ホーンテッド・キャンパス 白い椿と落ちにけり

 

ホーンテッド・キャンパス 白い椿と落ちにけり (角川ホラー文庫)

ホーンテッド・キャンパス 白い椿と落ちにけり (角川ホラー文庫)

 

 

 2017/04/06読了。

前巻を随分積読していたので、続けて次巻読めるという奇跡。

こちらは発売してから割とすぐに読めました。

 

デート終了後、こよみちゃんとまともに喋れなくなってしまった森司。

こよみちゃんが眩しく見えて仕方がないとか。

乙女か!

そんな中、やはりオカルト研究会に持ち込まれる依頼は待ってはくれない。

今回も人間の闇が見られる話が多かったです。

一方泣ける話もありましたが。

特に2話目は泣けました。

こよみちゃんが爆弾投下していったという点でも泣けました。

まさかこよみちゃんが惚気る日が来ようとは。

 

怖かったのは3話目。

どんどん顔が乗っ取られていく恐怖、代々早死にするという呪いの家系、金田一の世界を彷彿とさせる怖さがありました。

展開は予想できていたけれど、やはり衝撃的な話でぞっとしましたね。

 

さて、こよみちゃんがキラキラ光って見えて仕方がない森司の問題ですが、何とかラストでどうにかなりました。

まあこよみちゃんが様子のおかしい森司でも見捨てず待っていてくれましたしね。

そして、ようやく告白する決心をするけれど、ここでまさかの横槍。

くっ、流石ここまで展開を引っ張って来たお2人、告白もすんなりさせてくれないか。

告白の続きは次回以降に持ち越しになりましたが、少しずつでも進展している2人の今後も本当に楽しみなシリーズです。

毎回言っている気がしますが、今回も言う。

何でこれで付き合ってないんだろう、あんたら。

早く末長く爆発しろと言わせてくださいませ。