いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

ミステリなふたり ア・ラ・カルト

 

 

2017/07/27読了。

久し振りにこのラブラブな夫婦にお会いできて、楽しゅうございました。

「氷の女王」の異名を持つクールな女刑事が、家に帰ると年下夫にメロメロでキャラががらりと変わるというのは、最初のシリーズ読んだ時には度肝を抜かれましたが。

懐かしい話です。

そんな奥さんのことを何だかんだで愛してる(そして積極的な奥さんによく押し倒される)イラストレーター兼主夫の旦那さん、今回も名推理でした。

料理も毎回おいしそうでたまりません。

 

全9話、バリエーション豊富で短編ながらも、どれも謎解きが面白かったですね。

犯人当てもさることながら、「どうしてそういう行為をしたのか」という理由を掘り下げる話が多かったのもいい。

予想していたのと違う展開になるのも多々ありましたし。

解説にあった通り、奥さんのアクションと2人のバカップル夫婦っぷりの描写が減った分、凝ったミステリを読めた気がします。

そうだよな、押し倒されたの1回だけじゃないか……(そこを期待するなよ)

 

奥さんのデレを楽しむもよし、しっかり謎解きにチャレンジするもよし、おいしそうな描写の食事に涎を垂らすのもよしな作品です。

できたら、お酒とおつまみに燻製チーズなんぞあると、より美味しくいただけると思います。

最後はお約束のミスリード系で、わくわくしますぞ。

前回、これで本当にやられましたからねえ。

ちょっと変わった安楽椅子探偵もの、ご賞味あれです。

雨あがりの印刷所

 

雨あがりの印刷所 (メディアワークス文庫)

雨あがりの印刷所 (メディアワークス文庫)

 

 

2017/07/24読了。

以前何回か印刷所さんに本の印刷をお願いしたことがありましたが、なるほど裏側はこうなっていたのかと興味深く拝見。

オフセットとオンデマンドの違いなども、作中で主人公が分かりやすく解説してくれてありがたかったです。

大きな印刷所ではなく、個人の小ぢんまりとした感じのところがまた雰囲気がよかったです。

メインは活版印刷ですしね。

 

印刷会社の仕事で失敗して故郷の岐阜に帰ってきた主人公。

兄の喫茶店で時間を潰す中、彼の元には何故か印刷に関わる話が舞い込んでくる。

自費出版の詩集の再生。

危機的状況の和菓子屋を救うチラシ。

そして、世界でたった一冊の写真集。

それらを作る中、主人公はこれからの自分についても見つけていく……

 

本好きなら誰でも食いつくだろう本の印刷に関わる物語。

しかも印刷所で働く人たちの話ではなく技法の方(昔ながらの方法が登場することが多い)に重きが置かれていて、その点が個人的にはよかったです。

ただのお仕事小説ではないので。

 

また最初の話はさておき、チラシや写真集の話は、起死回生をかけた印刷になったけど、必ずしも現実は上手くいかない(すぐには結果が出ない、間に合ったけど奇跡は起きなかったなど)厳しい現実や挫折といった要素も入っていて、ただのご都合主義な話になっていないのもいい。

そこからの逆転や再生話もあるので、救済もあります。

だから、辛い話でも読後感はいいです。

特に最後の話は、展開が展開だけに泣けますよ。

 

すっかりデジタルばかりになった世の中ですが、活版印刷の温かみや一枚一枚手で刷る印刷物のありがたみが感じられる一冊でした。

昔ながらの印刷もいいものですね。

六道先生の原稿は順調に遅れています

 

 

2017/07/17読了。

メディアワークス文庫であやかしもののシリーズを書かれている峰守ひろかず先生の初富士見L文庫作品。

無論、今回もがっつりあやかし、というか妖怪ものです。

作中では「物ノ気」(モノノケ)と呼ばれる方が多かったですが(妖怪になる手前の幼生という定義だった)

 

大御所の小説家に「やらかした」せいで憧れの文芸編集者をやめなければならないかと思っていた詠見だが、倒れた編集者の代理として、あるベテラン作家の担当編集者となる。

そのベテラン作家、六道先生だが、見た目はどう見ても18、19歳の青年にしか見えない。

それもその筈、実は彼は「妖怪」だった……

 

今回も男性が非人間、女性が人間のペア(「陰陽課」がそれに該当)でのあやかしものに、小説出版お仕事ものも追加された読み応えのある作品でした。

西新宿周辺に実在する伝説や伝承に、怪異や現代社会での苦労、出版業界での苦難を絡めてあって面白い展開でありました。

今回の妖怪の定義がまたいつもとは違う解釈なのも凄い。

 

あやかしものとして読んでも面白いのですが、ヒロインが編集者ということもあって、出版業界の表裏みたいなものも垣間見えたところも興味深かったですね。

編集者と作家さんの関係性や、編集者さんの本音や仕事ぶりなどなどが描かれていることもありまして。

「作家なんて妖怪か宇宙人だ」と言い切っちゃう編集長にも笑いましたし(その発想は実際の小説家さんじゃないと出てこないと思う……というか言えないと思う)

中堅出版社なのにメンツが何とも濃いところもいい。

他のメンバーを絡ませても話が広がりそうです。

 

今回は民間伝承から発生したあやかしがメインだったせいか、古くからいる大妖怪は出てこなかったように思います。

名前のある妖怪も、比較的歴史の浅い妖怪がメイン。

実は六道先生の正体もそうなのですが、個人的に驚いたのは、この先生の正体の妖怪が、歴史が浅いどころか、実は……な点(ネタバレが激しいので割愛)

で、この点が、彼が小説家という道を選んだところにも関わってくるという……練り込まれた設定で舌を巻きました。

1作目でここまでがっつり伏線を回収して、謎を明かしてくれる潔さ、素晴らしい!

焦らすパターンもありますからね。

 

どうもツンデレのようなライバル妖怪、前述通り濃い個性持ちの出版社の同僚たち。

世界観を広げられる要素がまだまだありますので、これは是非シリーズ化を希望したいところ。

まだ六道先生と詠見コンビも始まったばかりですしね。

この2人の関係性もどうなっていくのか、続き見たいです。

 

そう言えば、六道先生の原稿は確かに遅れはしたけれど、締め切りは結局守ってた気が。

何だかんだで締切に間に合わせちゃう六道先生、作家の鑑か!

化学探偵Mr.キュリー6

 

化学探偵Mr.キュリー6 (中公文庫)

化学探偵Mr.キュリー6 (中公文庫)

 

 

2017/07/11読了。

大好きな化学ミステリシリーズ6作目。

しかも、今回は初の長編!

でも冗長さを感じさせず、最後まで気になりっぱなしで読ませるのは凄いなと思いました。

 

飛び級で大学に入学し、Mr.キュリーの元へ留学に来た化学の天才児エリー。

彼女はアメリカで出会った男性を追いかけて、ある天然素材の全合成に挑むが、最終段階で失敗してしまう。

しかも、彼女が追いかける男性は行方不明になっており、全合成を挑んでいる天然素材に関する研究資料はもう手に入らない状態。

そこには、ある「裏」の事情が隠されていた。

 

いつも以上に化学色の強かった今回ですが、基本的には化学の知識がなくても読める匙加減が今回も素晴らしかったです。

大学時代に有機合成が卒論研究だったこともあって、非常に懐かしくもありました。

知ってれば知っているほど、今回のゲストキャラのエリーの天才さが分かる訳ですけれども。

驚異的なスピードかつ収率だよ。

そりゃMr.キュリーも圧倒されますよね。

 

しかも、今回の全合成に挑んでいる化合物のことを調べれば調べるほど、様々な人の思惑が絡んできて複雑怪奇な迷路に。

エリーの思い人の行方も複雑な経緯を辿りますし、流石長編、ミステリとしての謎は本当に終盤まで深まるばかりでした。

だからこそ、そこからの逆転劇は胸がすかっとするいい話でしたけど。

この爽快感は是非実際に読んでほしいところです。

 

ミステリとしても面白かったですが、今回は珍しくMr.キュリーの葛藤というか思い悩む様が見られて、いつもとは違う新鮮な面白さがありました。

本物の天才を前にして、自分は「ギフテッド」(先天的に、平均よりも、顕著に高度な知的能力を持っている人のこと。 または、先天的に、平均よりも、顕著に高度な知的能力を指す Wikipediaより)なのか、ギフテッドでないのであれば、こんな凡人が化学を続けていて意味があるのかと悩みます。

今までの彼からは考えられない悩みですね。

その悩みを解決する糸口を見つけてくれるのが舞衣であり、ライバルの氷上なところもよかったです。

舞衣の一言を受け取った時のMr.キュリーの挙動は本当に見ものです。

滅多に見れないよ、あんな光景。

Mr.キュリーは舞衣が困ると文句を言いつつ、いつも助けてくれますが、Mr.キュリーがいざ困った時は、舞衣が(無自覚ながら)助けてるんですね。

いいなあ、うらやましいなあ、こういう関係性。

これで、先生自身も少し成長したのではないでしょうか。

 

最後の最後にはエリー自身の秘密も謎解きされ(これには伏線は張られてはいたけど、びっくりしました)謎解き要素盛りだくさんな長編でした。

いや、本当に面白かったです。

喜多さんの作品はちょろちょろ読んでますけど、やっぱりこのシリーズが一番文章が活き活きしている気がします。

読んでいて、こちらもワクワクしてきますから。

いい化学ミステリだったな、次回も期待!

 

シャンプーと視線の先で〜夢解き美容師、葉所日陰〜

 

 

2017/07/10読了。

無口で不愛想、接客中も客と目を合わせない美容師さん。

そんな彼はシャンプー中に客の悩みが夢となって視える不思議な能力持ちだった。

見えた夢から客の悩みを読み解いてアドバイスをくれるが……

 

てっきり安楽椅子探偵タイプの日常ミステリだと思ったら、そこまでミステリ色は強くなかったかなと。

夢を感じ取れちゃう美容師さんも、彼の性格もあって、活動的に悩みを解決するというスタイルではなく、アドバイスをくれる程度。

そこから客自身が行動して、悩みが解決していく……そんな感じでした。

これは、ライトなミステリと言っていいのかどうなのか。

まあ、粗筋にもミステリという記載はなかったので、いいかもしれませんが。

 

一応ヒロインが(場合によっては主役ですが)いますが、基本的には毎回主役視点が切り替わるスタイル。

最終的には美容師さん自身の悩みというか過去が関わってきて、その解決にそのヒロインも手助けはします。

でも、何だろうなあ。

結局誰を主役に据えて読めばいいのか、個人的には少し分かり辛かった気がします。

というか、どのキャラも感情移入しにくい。

感情移入しようと頑張るけれど、移入できる前に次の話になって視点が別キャラに代わるから「え? え??」ってなっている間にその話が終わる……

まあただこんなおしゃれな美容院に通って自分磨きをしようとするタイプの人間(ヒロインがそれ)が個人的に苦手というのもあるかもしれませんが。

要はがっつり日常ミステリを期待して読んだらファンタジー寄りで、好きになれるタイプのキャラもいないから感情移入しづらく、自分にはちょっと合わない作品だったなと。

 

最後の美容師さん自身の話は興味深かったし、そこは楽しんで読めたんですけど。

いや、本当に最後の話は好きなんです。

ただこう全体的な雰囲気が合わないし、全く感情移入できないヒロインのせいで、どうしようもこうしようも。

申し訳ない。

奈良町ひとり陰陽師

 

奈良町ひとり陰陽師 (メディアワークス文庫)

奈良町ひとり陰陽師 (メディアワークス文庫)

 

 

2017/07/05読了。

冒頭に主人公の瞳が緑がかっているとの描写があり、「奈良だしご先祖様は彼だろう」と思っていたら、その後、がっつり名前が出てきて、出てきただけではあきたらず、まさかのご本人様降臨という展開。

ここまで来るのに僅か40ページ強。

申し訳ありませんが、爆笑してしまいました。

まさか、がっつり「彼」が絡んでくるとは思わなかったので。

ご先祖様の作品も好きなファンにはたまらない展開だったと思います。

連れ合いとして、「彼女」も出てきますしね。

これは本当に嬉しい展開でした。

 

ご先祖様が気になる方は、こちらを是非。

こちらはこちらで面白いのですよ。

 

 

本編に戻ろう。

 

奈良にも陰陽師がいる。

但し、今となっては一人きり。

そんな彼はお目付役の猫又や、あやかしが見えてしかも殴れる(!)というか、殴ってでも彼を守ろうとする幼なじみの女性と一緒に、今日もあやかし絡みの問題を解決しているのです。

ご先祖様の知恵と、時々本人の力も借りつつ。

 

京都ものを多数書かれている仲町さんの奈良もの。

やはり京都と違って、作品の中に漂う雰囲気も変わりますね。

これは実際、京都に行った時と奈良に行った時に自分が感じた印象の違いと似ていました。

どちらも都であったという歴史を抱えている点は同じなのですが、京都は洗練された厳しさというか、貴族的な感じが漂うんですよね。

庶民にはちょっと敷居が高い感。

空気がぴりっと硬くて涼しい感じ。

一方奈良は、京都よりも庶民に寄り添っているというか、牧歌的というか、誰でも受け入れてくれるほんわかした雰囲気があるというか。

貶してはいませんよ、念のため。

何だろう、春の穏やかな雰囲気、若葉が似合う場所、ふわっとした空気というか。

うまく伝わらない。

ともかく、「からくさ図書館来客簿」に比べると、実際の奈良のように、よりまったり春の陽だまりの中で読めるという感じでした。

面白さは変わらないのですけど。

 

話も奈良らしい展開が多数。

特に東大寺の「お水とり」の話が一番興味深かったです。

「青衣の女人」という単語は某歌で聞いてはいたのですが、具体的なことを全く知らずにいたので(その歌での創作だと思っていたくらい)その薀蓄が聞けただけでも嬉しいと言いますか。

お水とりを間近で見られたのも羨ましいですし。

奈良に所縁のある神様が登場したり、鹿に纏わる話が登場したり、奈良らしさがあちこちに溢れる魅力的なお話でした。

 

また主人公の実家が和菓子屋ということもあり、美味しそうな和菓子も登場して、読んでいて本当にお腹が空きました。

読む時は、餡子系のお菓子があると、うまく防御できると思います。

「からくさ〜」の時も思いましたが、食べ物も魅力的に描かれますよね。

あやかしものとしての面白さもありますが、植物や食べ物も丁寧に描かれるところが、また素敵なんですよね。

 

キャラクターも幼馴染み組がメインということで、和気藹々といった印象。

友達以上恋人未満な感じで、ニヤニヤもできました。

あやかしたち含めて、嫌なキャラクターがいませんし、完全悪役もいないので、最初から最後までほっこり読めます。

 

「南都〜」とはまた違った雰囲気の庶民的奈良もの、あやかしと和菓子を添えて。

是非ご賞味頂きたい作品です。

零の記憶 瞬く星と見えない絆

 

零の記憶 瞬く星と見えない絆 (SKYHIGH文庫)

零の記憶 瞬く星と見えない絆 (SKYHIGH文庫)

 

 

2017/07/08読了。

泣くまい泣くまいと、終盤はずっと涙を堪えていたのに、最後の最後で涙腺崩壊しました。

冒頭に終幕の話をするのもなんなんですが、あの終幕の展開はずるくて、本当にずるくて。

前作も終幕は主役2人の視点での話ではなくて、事件の真相が見えた後に見ると心揺さぶれるエピソードという作りではあったのですが、今作は前作以上でした。

あるキャラクターとの「一方的な」会話の後に導き出される答え。

その答えを見た時の自分の涙の出方が半端なかったです。

これも前作で思いましたが、ページの構成、文章の見せ方含めてうまいんですよね。

冒頭とラストのページのセリフ、言葉が毎回印象的です。

今作は特に最初と最後で同じ言葉を聞いても印象がガラリと変わります。

これは、上手いなあ。

本当に上手いなあ。

相も変わらず、今回も展開は非常に重いものですが、それでもその重さを最後まで残さない終わり方。

今作も非常にいい読後感でありました。

 

事件の内容に、ここまで殆ど触れていないのは、これ如何に。

 

閑話休題

 

前作から進級して、幽霊の記憶を見ることのできる女子高生の零ちゃん(某キャラの呼び方がうつった)は高校2年生に、人でなしから零ちゃんのお陰でどんどん人間味が増してきて真人間になりつつある(※但し零ちゃんに関わることに限る。その他の人間がどうなろうと知らん)先生は零ちゃんのクラスの担任にランクアップ。

登場キャラクター紹介にはいませんが、前作で登場した魅力的なサブキャラクターも続投で登場しつつ、2作目ということもあり、新キャラクターも登場。

特に零ちゃんの友達になろうとしているキャラクターが印象的です。

粗筋紹介だけでは女性かなと思っていたのですが(名前だけでは女性っぽかった)まさかのクラスメイトの男子学生とは。

これまた初期の頃の先生とはまた違う方向性の零ちゃんの苦手なタイプでして、パーソナルスペースが狭いキャラと言いますか。

また零ちゃんにとっては異性のキャラとということで、彼が近づく度に先生が複雑な心境に陥っているのは、見ていて非常に微笑ましかったです。

 

ただ、この作品は、こんな人懐こい明るいキャラクターにも試練をお与えになります。

彼もまた非常に重くて苦しい展開に巻き込まれます。

そんな彼のため、というだけではないですが、今回も殺人事件に零ちゃんと先生が首を突っ込んでいくことに。

 

前作は何だかんだで「零ちゃんと先生」という閉じた輪の中での話だったように思います。

零ちゃんが事件の関係者ということもあったからでしょうが。

でも今回は、零ちゃんも先生も事件の当事者や関係者ではありません(新キャラクターを内輪に含めるならば、まあ関係者ではあるけれど)

零ちゃんと先生だけで成り立っていた閉じた世界、閉じた輪が開かれて、もしくは外から刺激を受けて、前作とはまた違った2人を見られたし、展開もより広がったように感じました。

いい風穴が空いたなと。

閉じた世界からでは見られなかった2人の姿を見られて、こちらも興味深かったです。

それによって、2人のもどかしい恋愛模様にも深みが増したように思いますし。

先生はさておき、零ちゃんは段々自覚しつつありますしね。

前作では「父」として見ていた先生を男性として意識するようになっただけでも、個人的にはウハウハでした。

前作よりもニヤニヤできる場面が多数ですよ。

 

ミステリとしても、今回も非常に面白い作りでした。

今回は猟奇的な殺人事件になりますが、何故猟奇的に見える事件になってしまったのか。

その真相が見えた時に、自分の涙腺は一度決壊しかかりました。

先生と零ちゃんが、また違ったアプローチから事件に迫ってくれて、両者合わせると読者側はより真相が分かりやすくなってますし。

先生が犯人を追い詰めるシーンも必見です。

心理学バトル開幕という感じでした。

そう言えば先生は、微表情から感情を読み取れる達人でした。

今後もこれは事件解決に活きてきそうですね(次もありますよね、先生!)

 

心理学の万能性が若干気になりはしますが(今作も何度も失敗しているし、絶対ではないことは示唆されている)キャラクターものしてもミステリものとしても楽しめるのがいいです。

ミステリとしても、割と本格的なように思いますし。

全然ライトな感じでないキャラミステリです。

それに前述通り泣けますし、読後感もいいのです。

オススメでありますよ。

 

何だか今回は言葉が迸ったなあ。

愛が溢れております。

乱文失礼致しました。

次のシリーズ展開も楽しみにしております。

2人が無事に引っ付くまで読みたいのです。

にまにま。