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いこの読了本備忘録。

読んだ本の覚え書き、みたいな。キャラクター小説多め。

一華後宮料理帖 第二品

 

一華後宮料理帖 第二品 (角川ビーンズ文庫)

一華後宮料理帖 第二品 (角川ビーンズ文庫)

 

 

2017/02/08読了。

風の国から後宮へやってきた主人公が、料理を通じて居場所を見つけて行くシリーズ2作目。

今回は、大切な陛下との儀式で誰が彼のペア(という感じの立ち位置)をゲットするか、4人の姫たちの争いを料理で解決して行くという何とも無理難題なお話。

そうなんですよね、主人公に恋心を抱きつつある陛下には、一応後宮に姫が4人いますからね。

 

今回も異国の姫ということで、色々疑惑の目を持たれて大変な目に遭いますが、相方の博士と一緒に乗り越えていきます。

この恋知らずの博士も、今回やっと恋心を自覚しましたしね。

まあ主人公に全然伝わっていませんが。

ただ、陛下も思いを寄せているということもあり、身を引かねばと思い始めてもいますし、何とも複雑。

今回の騒動を経て例の4人の姫が全面的に主人公の味方になってくれましたが、その際に「この姫たちが今後陛下と『皇后』を支えて行くことになる」という文面があり、それらを考え合わせると、やっぱり皇后になるのは主人公なのかなという気もしますし。

だって、今更後付けで出てくる皇后にこの4人の姫たちが従うとは思えない。

ということは、博士は振られるのかなあ。

うわあ、それは悲しい。

個人的には陛下よりも博士に頑張って欲しいのだが。

頑張れ! と応援せざるを得ない。

 

現段階では、誰をメインヒーローとして読めばいいのか、悩ましいところなんですよね。

陛下も出張ってきたしなあ。

そういうもどかしいところ、ままならないところ、苦しい三角関係も楽しみたい作品です。

少年探偵団:私立探偵 明智小五郎

 

少年探偵団: 私立探偵 明智小五郎 (新潮文庫nex)

少年探偵団: 私立探偵 明智小五郎 (新潮文庫nex)

 

 

2017/02/20読了。

相変わらず表紙が美しい。

これを機に初読している明智小五郎シリーズです。

 

内容については、今更な有名作品ですから割愛しますが、想像しやすいトリック、答え合わせでやっぱり!とテンション上がった矢先の逃亡劇、明智小五郎と怪盗二十面相との再戦、これぞエンターテインメントといった話でわくわくしました。

大人が読んでも楽しめますね。

さらっと読めるのもいい。

 

後、今回の解説が非常に目から鱗でした。

ミステリ小説が担った役割、本来の意味、その辺りから解説してくださっていて、「ほう、そういう意味合いがあったのか」と勉強した次第。

本編を読み終わった後は、ぜひミステリ好きの方に必読して欲しい解説でありました。

最後まで読ませますねえ、流石です。

喫茶ルパンで秘密の会議

 

喫茶ルパンで秘密の会議 (SKYHIGH文庫)

喫茶ルパンで秘密の会議 (SKYHIGH文庫)

 

 

2017/02/14読了。

祖父が営む喫茶ルパンを継ぐべくバイトをしながら料理の勉強をしている主人公の女性が、作家の先生と一緒に近所で発生した盗難事件に隠された真実を追って行くというミステリ。

 

読んだ印象としては、良くも悪くもエブリスタ仕様という感じでした。

とにかく軽い、というか登場人物が総じて幼い。

いや、年齢は主人公も成人してますし、作家の先生は30代ですけれどもね、その年代を経験していない若い人が無理して書いた大人たちといった感じがしました。

幼馴染みの刑事は一般人に色々明かしすぎだし、一般人の2人は事件に色々首突っ込みすぎだし(いやまあそうしないと解決しない話ではあるのですが)

そういうミステリがない訳ではないですし、個人的に一般人が介入するミステリが嫌いな訳ではないのですが、どうにも幼稚さが気になって違和感というか何というか。

その違和感のせいで、普段気にならないところにツッコミを入れてしまうというか。

 

犯人たちの動機も行動もやっぱり幼稚だった気もしますし、何だろう、とにかくライトノベルなライトミステリでした。

挿絵があるタイプの本だったら違和感なかったのでしょうが……すみません、何だか難点ばっかりしか書けないのですが、個人的には本当に合いませんでした。

どうも、エブリスタ出身の作品は、こういう感じがします(ごく稀に合う作家の方もいる、例えば望月さんとか)

エブリスタとの相性が悪いんだろうな、自分。

紅茶館くじら亭ダイアリー シナモン・ジンジャーは雪解けの香り

 

紅茶館くじら亭ダイアリー シナモン・ジンジャーは雪解けの香り (富士見L文庫)

紅茶館くじら亭ダイアリー シナモン・ジンジャーは雪解けの香り (富士見L文庫)

 

 

2017/02/23読了。

異国情緒溢れる港町が舞台と聞いて、最初は横浜か神戸を想像していたら、函館だったという。

明確な提示はなかったように思うが、その他に出てきた地目を検索してやっと分かった次第。

まあ、それはさておき。

 

紅茶好きとしては惹かれずにはいられないタイトル。

この春から女子高生になる主人公が、紅茶館に下宿+バイトとして転がりこむところから始まるが、親なら少しは反対しろという展開にびっくり。

30代の恋人なしの男と一つ屋根の下で誰も心配してないあたり、寧ろ店主の男性の方が心配になった。

大丈夫か彼は。

しかも、この店主とは結局恋仲にならないんですよね。

そこもびっくりでした。

 

女子高生たちの悩みをてっきり紅茶屋の店主が紅茶で解決する話かと思いきやそうではなく、それを解決していくのも主人公の女子高生の方。

まあ、さすがに女子高生では限界があり、何でもかんでも解決する訳ではなく、失敗もありますので、その点はリアルだなと思いましたが。

そこではない点にリアルさは少ないのですが。

こうしてみると、店主があまり役に立っていない気がしないでもない。

 

日常ミステリ要素がない訳ではないですが、あくまで中学時代にイジメに遭い、心機一転を狙う女子高生の成長物語なので、こういう話でもよかったのでしょう。

でも、個人的にはもう少し店主が頼り甲斐があればよかったなと思います。

紅茶淹れるのは得意なんですけどね。

後半は役に立ってないし、寧ろヒロインな勢いだったし。

だから女子高生と同居していても誰も心配しないんだよ。

重ねて言うが、大丈夫でしょうか、この店主。

巫女華伝 恋の舞とまほろばの君

 

巫女華伝 恋の舞とまほろばの君 (角川ビーンズ文庫)

巫女華伝 恋の舞とまほろばの君 (角川ビーンズ文庫)

 

 

2017/02/13読了。

古代の出雲を彷彿とさせる国を舞台とした和風ラブファンタジー。

岐川さんにしては珍しいほわほわした犬のようなヒーローで驚きました。

剣を持つと変わるのですが、普段は年下末っ子な雰囲気の癒し系でしたので。

別に年下でも末っ子でもないですけど。

 

個人的にはあまり盛り上がりなく淡々と読めた印象でした。

普段より登場人物も少なめで、本当にあっさり醤油味。

だから、今回のラスボスも分かりやすいというか。

自分としては、もう少し従兄殿との三角関係やら、禁断の恋の切なさというのを味わいたかった気がします。

こってりも豚骨な感じのラブファンタジーも読みたいのですよ。

すみっコぐらしのすみっこ名言2

 

すみっコぐらしのすみっこ名言2

すみっコぐらしのすみっこ名言2

 

 

2017/02/05読了。

「すみっコぐらし」のキャラクターたちが多数登場する中、海外の歴史的偉人の名言を堪能するシリーズ2作目。

今回は、アンデルセンナイチンゲール、オルコット(若草物語の作者)、ヘレン・ケラーチャップリンサン=テグジュペリの6名。

またしても大御所が揃っています。

 

すみっコぐらしのイラストは既存のものなので、キャラ的な目新しさはないですが、1ページに名言1つ(たまに見開き1ページに1つ)なので、普段読書が苦手な人や、疲れて活字を読む気力はないけど、本は読みたいという時によさそうです。

解説も簡単にですがついています。

 

個人的に「わたしは、しぶんの船はじぶんで漕ぐ」というオルコットの名言が好きでした。

「宙船」ですね。

TOKIOの歌とこの名言では、少し解釈違いますが、馴染み深い印象でした。

じぶんの船はじぶんが責任持って操舵するから。

そう自信を持って言える人生を送りたいものです。 

 

一目置かれる大和言葉の言いまわし

 

一目置かれる大和言葉の言いまわし (宝島SUGOI文庫)

一目置かれる大和言葉の言いまわし (宝島SUGOI文庫)

 

 

2017/02/03読了。

一目置かれるというか、ビジネスシーンで役立ちそうな大和言葉が文例付きで紹介されていました。

いざという時、こういう言葉がするっと出てくる人は尊敬できます。

知ってはいるけれども、自分がいざ口頭で言えるかというと無理だと思うので。

 

ただ「こういう言い方をすれば好感を持ってもらえるかもしれない」というニュアンスの文が随所に出てきはしましたが、本当に上司にこの言い方をして、こちらの真意がちゃんと伝わるかどうかは少し怪しい気がしました。

美しい言葉ではあるのですが、一般的ではないので、「何その言い方?」と首を傾げられ、伝わらないような。

平成生まれも現場に増えてきた現在、大和言葉は使いどころが難しいかもしれません。

決してなくしてはいけない言葉ですけどね。